自分自身のパフォーマンスを最大化する
メンタルコーチの宇佐美円香です。
自分自身のパフォーマンスを最大化する
メンタルコーチの宇佐美円香です。
『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします。
相談内容はこちらです。
みなさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。
私は今年に入ってから、夫、彼氏、友人すべてを失いました。
もともと友人は少なく、残っているのは知り合いレベルの人で気軽に連絡を取れる人ではありません。
そんな状態なため、日常的には会社の人以外とはコミュニケーションが無い状態です。
ものすごい恐怖と孤独を感じています。
カウンセリングも受けており、デッドゾーンまできているし順調と言われています。
孤独感は自分との繋がりが切れているからとカウンセラーさんには言われましたが、頭ではわかっても心では誰ともコミュニケーションを取っていない、周りの人がみんないなくなったからではないか?と思ってしまいます。
新たなつながりを作ろうと動いても、うまくいきません。
一生このままかと思うと死にたくなります。
カウンセラーさんのいう自分との繋がりが切れているから孤独を感じると信じられるようになりたいのですが、なかなか難しいのは、子供の頃から寂しさとは人の繋がりが切れているからだという。価値観が刷り込まれているからなのでしょうか?
どうしたら書き換えることができるのでしょうか?
私自身もちょうどこの夏に父親を亡くし、その後彼と音信不通になり(今は戻ってきていますが)、という状態でした。
そんな私がどうこの危機を乗り越えたのか、お伝えさせていただきます。
人の成長は依存→自立→相互依存であると言われていますが、自立がどんどん極まってしまった時、
・感情を抑圧して何も感じない
・誰のこともあてにしない
・孤立して1人で生きていく
ようになると、だんだんと無気力が心を支配するようになります。
また、努力してもうまく行かない、二進も三進も行かない経験を積んだ時もまた、やはり無気力になって動けなくなってしまいます。
あるいは、誰かとの競争を長いこと続けてきて、気がつけば無気力になってしまう時もあります。
このような状態は「燃え尽き症候群(バーンアウト)」と言います。
このような無気力が訪れる直前から、何も感じない自分が出てくるようになる(感情の麻痺)のですが、その状態をデッドゾーンと言います。
・喜びも悲しみも感じられない、ただ淡々と生きている状態
・自分がなんのために生きているのかわからない
というような無意味感を感じ死の誘惑がやってきます。
(死の誘惑は、この状態をもう続けることはできないという意志の表れで、死を望んでいるわけではない。むしろ生まれ変わりのチャンス。)
よく「自分を満たす」なんて表現をしますが、
自分を満たす=自己基盤を作る
ことなんです!
「ありのままの自分を理解すること」です。
具体的には、
①自分の強みや個性、価値を理解する
②自分が生まれてから今日まで育ってきた歴史を知る(生育歴の分析)
③今の自分の感情を感じて理解する
④等身大の自分を理解する(他者からのフィードバックを受けるのも良い)
というような内容になります。
①と②はカウンセリング等、専門家の力を借りて行うといいですね。
③と④はご自身で行うものになります。
相談者さんの相談文を拝見しましたが、
>心では誰ともコミュニケーションを取っていない、周りの人がみんないなくなったからではないか?と思ってしまいます。
>一生このままかと思うと死にたくなります。
>自分との繋がりが切れているから孤独を感じると信じられるようになりたいのですが、なかなか難しいのは、子供の頃から寂しさとは人の繋がりが切れているからだという。価値観が刷り込まれているから
とかなり自分の感情を感じられていて、今自分がどうにもできない。苦しい。という状態であることが分かります。ですので自己理解の③、④については十分に向き合っておられるのかなと感じます。
怒ったり、泣いたり、されていますか?泣くのは最高のデトックスになります。
「ありのままの自分を認める」ことです。
これが案外難しいですよねー。
具体的には、
・自己理解したありのままの自分をそのまま承認する
・自分にあるものもないものもそのまま認める
・今、このままでいい、頑張らなくていい、そのままで愛されると認める
ことです。自己受容とも言いますね。
ポイントは「私は今辛いのだ」「死にたいのだ」「将来が不安で仕方がない」「早くことを抜け出したい」などの感情も「今はそう思ってしまうのは当然だよね」と認めることです。
私も、特に彼と音信不通になってからの1ヶ月は、「これまでなんだったのだろう」「将来が不安だ」「もう何もかもやりたくない」というような気持ちが駆け巡り、とてもしんどい思いをしました。
そこでどんなことをしたのか?は次の自己開示のところに書いていきます。
「ありのままの自分を語る」ことです。
具体的には、
・自分自身のことを、ありのままの自分の言葉で語る
・自分の体験談をそのまま伝える
・相手に本音を話す
ことです。
最初は身近な人からチャレンジしてみるといいです!
私は、この自己開示が本当に苦手でした。
基本的に自分のことを人にさらけ出すのが苦手で、カウンセリングやコーチングを受ける時も取り繕ってしまうことが多かった&虚言癖レベルで自分を隠すために嘘をついていた私ですが、2年ほど前から少しずつ自己開示するように心がけています。
今回、父の急逝&彼の音信不通のWアタックをくらった時、これまでの私だったら
・カウンセリングに申し込む
の一択だったと思いますが、今回はカウンセリングに申し込みつつ、
・信頼できる人に自分の気持ちを吐露する
・多少迷惑はかけてしまうかもしれないけれど、辛い時にSOSを出す
を2ヶ月ほど続けました。
いわゆる「白旗をあげる」というやつですね。
これまでなら迷惑をかけてしまう罪悪感でこんなことできなかったのですが、今回は「迷惑をかけて去っていく人ならそこまでの人である」というマインドで迷惑をかけまくりました。笑
すると、自分が思っていた以上に、周りの人が私を助けてくれるのです。
相談者さんはここに到達できると、少し楽になると思います。
今はまだ白旗をあげることを自分に許していないかもしれませんが、カウンセラー以外にも誰か1人選んで、思い切って自分の思いをそのまま吐露してみましょう。
「誰かに頼ったり甘えたりするのは迷惑だ」と感じて、自分が誰かに甘えたり頼ることを禁止していると、つい他人が自分のことを「迷惑であると思うのではないか」と思ってしまいます。(心理学的に投影と呼びます)
逆に、「自分を助けてくれる人は1人くらいいるよね」と思っていれば、「この人は私を助けてくれるマインドの持ち主ではないか」と思えてきます。不思議ですよね。
デッドゾーンや死の誘惑を抜け出すためには「いつもしてこなかったことをしてみる」ことが必要です。私や相談者さんにとっては、もしかしたらそれが「白旗をあげてみる」ことなのかもしれませんね。
ここまできたら相談者さんがいうような状態は抜け出し始めると思います。
ビジョンを決めてコミットしましょう!詳しくはこの記事に書いています。
このことを考えるのは、自己基盤ができてからでいいと思います。
ビジョンが決まれば、その上でどうしたいのかを考えることができ、自分の生活に活力が戻ってくるようになります。
自分自身でじっくり考えて乗り越えていくのも良いと思いますし、コーチやコンサルを一時的につけてコミットしていくと、相談者様自身も、そして周りの状況・環境も変化していきます。
ご相談いただきありがとうございました。
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