自分自身のパフォーマンスを最大化する
メンタルコーチの宇佐美円香です。
自分自身のパフォーマンスを最大化する
メンタルコーチの宇佐美円香です。
『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします。
相談内容はこちらです。
自分のことを語りだすと長くなってしまうので、簡単に紹介させていただくと、失敗が怖くてすべてのことに手を抜けない武道派女子です。
独身時代は、いわゆるモテる要素を持つ男性のことを好きになり、心配から自滅という恋愛を繰り返してきました。
はい。私は自己肯定感がありません。ゼロに近いです。
それでも、結婚をしたくて婚活に勤しみ、今の旦那さんと結婚し、子供にも恵まれました。
旦那さんは、基本的には優しいですが、私がイライラしやすく、すぐに突っかかるので、喧嘩は多いです。
そして、本当に申し訳と思ってるのですが、旦那さんにどうしても優しくできません。
優しく接することがもはや恥ずかしいと思うようにもなり、ますますそっけなくなってしまいます。
子供のためにも、暖かい家庭にしたいと思いながら、そんな態度ばかりとってしまう自分が情けなくて仕方ないです。
私自身、子供の頃から、両親の喧嘩に悩まされてきたので、子供にだけはそんな思いをさせたくない、伸び伸び育ってほしいと願うのに、あの頃の両親と同じようなことをしている自分が嫌で嫌で仕方ないです。
こんな、人生の迷い子になってしまっている私に、どうぞ良きアドバイスをお願いします。。。
ご相談ありがとうございます。
旦那さんとお子さんともっとあたたかい関係を築きたい、と思われているなんて、とても素敵な女性です!
私自身もまだまだなのですが、「他の人に対しては自立的に振る舞えるけれど、彼氏や夫に対してとても依存的になってしまう」という話はいろんな方から伺います。
いつもの自分とは異なる、子どもっぽい、幼い、感情的な、情緒不安定な、不安や怖れが強い自分が出てきて、自分自身もそれに振り回されてしまうことがあるのです。
幼い行動をしてしまう自分を責めたり、夫に申し訳ないという気持ちも分かりますが、その一方で、これは「幼児退行」という成長のための大切なプロセスでもあるのです。
優しい旦那さんを無意識に「親」に見立てて、子ども時代に満たされなかった感情を彼を通じて満たそうとしているのです。これってある意味の心の癒しであり、感情の解放であり、インナーチャイルドセラピーをしているようなものでもあります。
もちろん、このことは旦那さんにとっては理解が及ばないわけで、何も言わずにこれを続けてしまうと関係性にヒビを入れてしまうこともありますから、旦那さんにもこのことを理解していただく必要があります。(この記事を送りつけるというのが小っ恥ずかしいけれど手っ取り早いかも)
>旦那さんは、基本的には優しいですが、私がイライラしやすく、すぐに突っかかるので、喧嘩は多いです。
>そして、本当に申し訳と思ってるのですが、旦那さんにどうしても優しくできません。
優しく接することがもはや恥ずかしいと思うようにもなり、ますますそっけなくなってしまいます。
>私自身、子供の頃から、両親の喧嘩に悩まされてきたので、子供にだけはそんな思いをさせたくない、伸び伸び育ってほしいと願うのに、あの頃の両親と同じようなことをしている自分が嫌で嫌で仕方ないです。
とのことですから、ここから実際に子ども時代の状態を伺っていけば、意識的あるいは無意識的に抑圧したであろう感情と、旦那さんの前で出てきている感情とが一致している可能性が高いです。
両親が喧嘩ばかりで気を遣って生きてきた子ども時代。親に感情をぶつけたり甘えたりしたいのをぐっと我慢して耐えてきたとしたら、彼がそれを受け入れてくれる人だと感じたら、子供のように彼の前では感情をぶつけたり甘えたりしたくなるのです。
しっかりしないと、きちんとしていないととわがままも言わずに頑張ってきたのなら、旦那さんの前ではダメな自分、ワガママな自分があふれ出して止まらないかもしれませんね。
甘えるというのが「優しくできない」というところに現れているように思います。
こうやって心の中にいる満たされない子供(インナーチャイルド)を改めて育て直しているので、ある意味インナーチャイルドセラピーができているのです。
子ども時代に抑圧した感情は膨大であることも少なくはありません。子どものような自分がこの先も続くのではないかと不安になる方も多いです。
確かにこの「子ども時代の自分を癒す」プロセスには時間がかかることも多いですが、今は成長のために必要なこととして前向きに捉えていくことで、実は早く抜け出すことができます。(もちろん、旦那さんの理解と協力が不可欠なので、ここは嫌でも自己開示してしまうのをおすすめしますが…)
そして、大人の女性としての自分を旦那さんに与えていくことで、バランスを取っていくといいと思います。これは少し意識的に頑張ったり、心理的な抵抗を感じたりするかもしれませんが、一方的に依存の関係ですと、親と子、兄と妹という関係が固定化し、セックスレスになったり、彼の浮気を招いたりしやすくなります。(この辺の話題はこちらの記事がわかりやすいです)
>私自身、子供の頃から、両親の喧嘩に悩まされてきたので、子供にだけはそんな思いをさせたくない、伸び伸び育ってほしいと願うのに、あの頃の両親と同じようなことをしている自分が嫌で嫌で仕方ないです。
というのはけっこう切ない思いですが、それくらい相談者さんは両親のことが大好きだったんですよね。喧嘩しないでほしい、そしてきっと相談者さんは「寂しい」という気持ちもあって、求める気持ちがあったのだと思います。ある意味必死に両親のことを愛していたのですよね。
まずは、私は両親のことを愛してきた、ということを認めてみるのはどうでしょうか。
お父さん、お母さんを思い浮かべながら、
「私はお父さん、お母さんを必死に愛して来ました」
と声に出して言ってみてください。
次に、その両親を必死に愛して、でも、悲しさや寂しさを感じている小さな相談者さんを想像してみてください。
そして、その子を私が愛してあげよう、と思ってみてください。
抱きしめてあげて、頭を撫でてあげて、背中をさすってあげたり。
ここであたたかい気持ちになっていくと、悲しさや寂しさ、孤独感がスッと癒されていきます。
(これが俗に言うインナーチャイルドワークです。)
うまくいかなくても大丈夫ですし、気が向いた時にその子と向き合ってみてください。これが自分と向き合う、ということでもあり、自分が自分に与える、ということでもあり、自分を癒す、ということでもあります。うまく行くかどうかではなく、自分自身の中の小さな自分と向き合っていることが効果を生みます。
また、悲しさや寂しさをたくさん知ってるということは、それを癒す才能を持っている、とも言えます。寂しさの裏にあるのはつながりを作る、居場所を作る、家庭を作る、などの才能です。
なので、相談者さんは誰かに寄り添う、繋がる才能もお持ちなんだと思います。
旦那さんに対しては、性的なことだけでなくても、食事を作ってあげたり、デートを企画したり、自分が運転してどこかへ連れて行ってあげたり、主体的な行動を取って与えていくことがとても大切なポイントです。
そして、インナーチャイルドを成長させることで、あなたはより大人として魅力的な女性へと成長していくこと、変化していくことを実感できるはずです。
こんな話をすると「私のことで迷惑をかけてしまって彼に申し訳ない」と感じる方がいらっしゃいますが、彼にとっても、感情を学んだり、育てることで自分を大人へと成長させたりといった恩恵が同じ量だけ与えられます。むしろこうやって、お互いにこの関係性を育てていくことで、ますますかけがえのない関係になることができるのです。
自己肯定感が常に高い人なんていませんし、自分を大切にしながら、彼に少しずつ自己開示して、彼との関係も育てていきましょう!
寂しさや孤独感については以下の記事がオススメです。
しんどい時はカウンセラーやコーチをつけた方が、だんだんと気持ちが楽になってくると思います。
私のコンサルでもお力になりますよ!
この回答が少しでもお力になれたら幸いです。
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