自分自身のパフォーマンスを最大化する
メンタルコーチの宇佐美円香です。
自分自身のパフォーマンスを最大化する
メンタルコーチの宇佐美円香です。
『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします。
相談内容はこちらです。
一年半お付き合いしていた彼が既婚者でした。
なにか変かもと思いながら、わかれることが怖く、それほど好きで、なにも聞いたりできませんでした。
すぐお別れし、ショックすぎましたが次ができれば忘れるだろうとすぐ結婚相談所に申し込みました。歳のせいかなかなかうまくいかず落ち込んでいます。
また、騙されていたにも関わらずあれ以上の人はいないかもと思ってしまいます。
今37歳で、31の時に離婚経験があります。
情けない気持ちと、一生結婚できないかもと不安に押しつぶされそうです。
なにかアドバイス頂けましたら幸いです。
ご相談ありがとうございます。
私も28歳で離婚し、全く同じような経験が実はありますので、経験を踏まえて回答させていただきます。
実は、離婚後のパートナーシップはうまくいきにくい傾向にあります。
(もちろん、段々とうまくいくようになりますよ!)
私の話を例に、解説しますね。
結婚生活は3年でしたが、1年半くらい元夫と話し合いという話し合いすらできず、途中で不倫が発覚したりして、色々と手を尽くして修復しましたが、ものすごく脆い関係(何かあればすぐに崩れる)だったので、最後は私が離婚を切り出して届けを出しました。
私にとってはとても前向きな離婚で、直後から別の人と恋愛をしていましたし、イギリス生活を送るなどしていました。
イギリス在住時はしばらく恋愛はいいや、と思っていましたが、しばらくしてからやはり再婚したいという思いが出たものの、なかなかうまくいかず…。
という状況だったので、カウンセラーになるための根本裕幸さんのお弟子さん制度を受講したり、自分がカウンセリングを受けたり、していたのですが、大概こんなことを聞かれます。
あなたにとって前のご主人との結婚生活、そして、離婚に至るプロセスってどのようなものだったのでしょうか?
8年ほど付き合って結婚し、当時10年ほどの付き合いがあったので、最初は問題ないと感じていました。が、今思えば付き合っていた時から「大切にされていない」「自分さえ我慢すれば」というようなことが多かった上に、不倫もあって、ショックで寝込んだこともありました。
今でも別に元夫に恨みつらみはないですし、たまに連絡を取るくらいの仲でもあるのですが、結婚生活の中で感じていた不満や寂しさ、または離婚の話が出てからの1年半の心労は計り知れないくらいありました。今でもまだ残っているかもしれません。
自分がまさか離婚するだなんて思いもしませんでした。
この先、ずっと孤独な人生なのかな?と不安で怖くなりました。
私のことを無視したり、不倫をしたり、離婚を考えたりする夫に悲しさと寂しさがすごく募っていました。当然不信感も強くなりました。
友達や家族に相談すると『離婚したらいいのに』という声が多くなり、やり直したい私の気持ちを応援してくれる人が思ったよりも少なくて、それもショックでした。
みたいな、そんな気持ちがありましたね。
だから離婚を決めた時は、できるだけこの状況をいい方向に、前向きに捉えようとしてきましたが、その奥にはこんな辛い気持ち、寂しさ、悲しみなどがたくさん渦巻いていたのです。
離婚してすっきりした、という部分もある一方で、とても深い傷を負っていたんです。
私の場合はまだ健全?マシ?な離婚だと思います。調停や裁判で争うこともありませんでした。元夫は自分が離婚を先に切り出したということもあり、私が離婚したいと言ったときには縋ってきたものの、最後は受け入れてくれました。また、親族などを巻き込んだ泥沼な状態になることもなく(私が意図的に避けて、事後報告をしたということもありますが)、お互いが罵り合うこともなく、暴力もなく、離婚できたので…。
それでも深い傷を心に残しているんです。
だから、泥沼化した離婚や、離婚後もお金や親権の問題等が残って長引いているようなケースでは、もっともっと深い傷を心に残していると思います。
特に離婚というのは時に自分の存在価値を全否定されたような痛みを伴います。
また、長年連れ添ってきた相手であれば、まるでその存在が体の一部になってしまっていることもあり、まるで腕や足を引っこ抜かれるような猛烈なハートブレイクを起こします。
特に男女関係においての自信はすっかり喪失してしまうと言っても過言ではありません。
だから「次の恋はしばらくいいかな」と思うくらい、もう「パートナーシップに関してはお腹いっぱい」な状態になるんですよね。
離婚後のパートナーシップがなかなかうまく行かないのは、こうした離婚時に負った深い傷が影響を及ぼしているのです。
※実はこの心理は「離婚を切り出された」方だけでなく、離婚を切り出す側にも深い傷を残します。自己不信や罪悪感など、、、
と、自分で書くのは少し恥ずかしいですが(笑)
参考になれば幸いです。
「安心感」「助けたい症候群」「共感」などが理由です。
近づきやすかったり、気持ちが分かりやすかったり、傷ついた心を助けたくなったり。その反面、不信感が募ったり、余計に傷ついたりすることも多いかもしれません。
私自身も、話は聞いていたのですが、離婚した途端、“既婚者”から不倫のお誘いがものすごく増えたんです。モテ期が来たのか?というレベルでした。同時に、そんな男性たちの態度にまた男性不信を募らせてしまうんです。
離婚している=1度結婚をしているので、この女性はそんなに焦って次の結婚を迫らないだろう!という安心感があります。
奥さんとの関係が冷え切っているけれど離婚はしたくない男性からすれば、離婚したばかりの女性はある意味安心して付き合える相手になります。
結婚を迫られないし、妻の立場も経験しているので、自分の立場も理解してくれるだろう、という甘い考えもあります。
これが不思議なことに、離婚したことを言わなくても匂いを嗅ぎ取って近寄ってくる感じになるんですよねー。不思議。
離婚して傷ついた女性を見ると、何とか助けてあげたい気持ちになって近づいてきます。
「離婚のダメージを僕が癒してあげよう」みたいなヒーロー願望が刺激されてしまうのです。
私も言われました。
「元夫にされたような酷いことを忘れさせてあげる」
と!!!
双方ともに結婚を迫らないので先のことは考えなくてもいいし、でも、恋愛は楽しめるという心理があるので、かなりハマりやすいですし、同時に抜け出しにくいのが離婚後の不倫の恋ともいえます。
不倫って「先がない関係」=「先を考えなくてもいい関係」とも言えます。
傷ついて「恋はしたいけれど結婚はもういいや」と思っていたり、結婚したいと思っているけれどまだ怖いと感じていたりするときに、同じ「結婚を考えなくてもいい相手」=「既婚者」を引き寄せます。
私自身も含め、離婚後に独身の男性から言い寄られたのに、なぜかとても怖くなってお付き合いに発展させられなかったり、受け入れられなくて振ってしまったなんてこともよくあることです。
離婚のダメージが大きすぎて、幸せな結婚生活がイメージできず、なんだか怖かったですね。
不倫相手も当然ながら結婚を迫ったりはしません。
となれば、「恋ができて、先のことは考えなくてもいい」という需要と供給が一致してしまうのです。
さまざまな寂しさや、嫉妬などもあるかもしれませんが、親密な成熟した関係を築くにはまだまだ傷が疼くので、離婚直後は既婚者がとてもいい相手になります。
また、離婚したことそのものを後ろめたく思う心理も強く影響します。
特に子どもがいる場合には「夫」であり「父」である人を求めなければいけなくなります。
私も離婚直後は、子どもがいなくても、自分がバツイチなのに相手は初婚だったら申し訳ない、なんて気持ちもありました。
離婚をしたことそのものがブレーキになってしまうというか。
それで不倫に収まってしまう人も多いわけですね。
(知らずに付き合っていたけれど。蓋を開けてみたら不倫だったということも同様に多いです)
離婚を経てまた再婚に向かうにはそれなりの覚悟(=コミットメント)が必要です。
私自身もコミットし始める土台を作るのに2年くらいかかっています。
土台を整えるためには
・最初の結婚は手放せている?
・最初の結婚から今までどこが成長したと思う?
・自分を大切にできている?
・失敗感、挫折感は手放せている?
などの問いを考えてみるといいですね。
そして「自分が幸せになること」を許していきましょう!
私のセッションでは、元夫宛に「別れの手紙」を書いてもらうことがあります。また、私自身も古傷が疼いているうちは出さない別れの手紙をメンテナンス的に書いていました。
自分でも驚いたのが、離婚直後よりも、離婚してしばらく経って「再婚したい」と思ったときに、過去の結婚と向き合うと古傷が疼きまくって拗らせていることに気づいたことです。
こうしたお手紙やセラピーを通じてもう1回元夫を手放していくといいですよ。
離婚すると、自己嫌悪したり、相手を責めたくなったりしますが、それはそれでいいとして、結婚・離婚を通じて自分が学んだことや、その後、年数を経て成長した部分などを見つめ直しましょう。
私の場合は、
など…。
これを考え始めると気持ちが落ち込む場合もあるかもしれませんが、その場合は改めてその落ち込んだ気持ちを掘り下げていきましょう。
離婚=自分の失敗だと思い始めると、当然「失敗」したくないので、結婚に後ろ向きになります。
「失敗・挫折感」があると、とても自分を責めてしまいますよね。ですので、離婚を失敗と思い込んだまま放っておくのは危険なのです。
私も長いこと「失敗感・挫折感」を持っていましたが、再婚して最高の幸せを手にできたら、過去の離婚はその未来の夫と出会うための通過点であり、必要なことであったと言えますよね。
世間や周りからも離婚の話はタブーな印象を持たれがちですし、失敗感を出されることも多いですが、それを「経験」と捉えれば、自分の成長にフォーカスできます。
離婚すると、③でお話しした失敗感だけではなく、無力感、無価値感、罪悪感等々の自分を責める感情も出てきます。不倫にハマりやすいのも、その罪悪感や無価値感が要因になっています。
ですので、そんな中でも自分をきちんと大切にしてあげることが大切です。
とはいえ、ものすごく傷ついているので、こういう時は傷ついている分だけ、寂しい分だけ、すぐに手に入る恋を求めてしまうのも自然の摂理です(それが不倫になる場合も)。また、自分を責めたり罰していると、当然自分を傷つける恋を手に入れやすくなります。
自分を愛する、大切にする、そのための目標が「幸せになることを許すこと」なのです。
自分を大切にしてあげるために何か取り組んでいることありますか?
自分を大切にするために今自分が出来ることって何ですか?
自分を大切にするって何だろう?って思ったら、「自分が嬉しいこと、喜ぶことをしてあげる」と思って下さい。
幸せになることを許そう!なんて簡単に言われても、これが意外と難しいのです笑
このタイミングで有効な台詞が、
「私は幸せになってもいい」
と言ってみることなのですが、私は初めてこの言葉を口にしたときとんでもなく抵抗がありました。
そしてもう一つ。
「私は幸せな結婚をします」
これもウゲーって感じでした。言えるんですけどね。
そんなの無理、怖い、想像できない、なんだか申し訳ない、なんて罪悪感や無価値感や怖れが出てきました。
ただこうやって、そういうネガティブな気持ちを手放していくと、
そろそろ幸せになってもいいよね!
という思いが出てきます。
この段階に来ると、ビジョン持ってコミットができるようになるので、私はここでビジョンを描き、コミットすることにしました。
すると…ビジョン通りのパートナー候補が続々と現れるようになってきているのです。
婚活パーティーや結婚相談所、マッチングアプリも検討したことがありますが自分には向いていないと思った(面倒くさい)ので、流れに身を任せていたら…自然と出会うようになってきています。
私も将来不安がありましたが、自然と環境が変わってくるので、流れに身を任せ、サレンダーしていくのがいいですよ。
ビジョンとコミットについてはこちらの記事が詳しいです。
相談者さんは、将来どんな家庭を築いて幸せになりたいのか、具体的なビジョンはありますか?
その幸せな家庭を築くために、どんな彼と出会って再婚したいでしょうか?
ビジョンがないと「決められない」「動けない」状態になってくるのです。
自分の幸せを考えたときに、どんな家庭を持ち、どんな夫と、どんな子供と、どんな仕事をして、どんな生活を送りたいですか?
それが見えてくると、今後どうしたいのかが決まりますし、環境も大きく変わってきます。
逆に言えば、それができるまでまではサレンダーし続けることをお勧めします。辛くてもいいのです。辛かったらいろんな人に迷惑をかけながら這いつくばって抜け出しましょう!永遠に続くことはありません!
将来不安があっても大丈夫、決めたらそれにコミットしていきましょう!
しんどい時はカウンセラーやコーチをつけた方が、だんだんと気持ちが楽になってくると思います。
私のコンサルでもお力になりますよ!
この回答が少しでもお力になれたら幸いです。
ご相談いただきありがとうございました。
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