【自分自身】劣等感を手放し自分軸を取り戻すにはどうしたらいいの?【お悩み相談】

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人間関係
宇佐美円香
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自分自身のパフォーマンスを最大化する

メンタルコーチの宇佐美円香です。

ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします。

ココロノマルシェとは?

根本裕幸カウンセラーのお弟子カウンセラーたちが回答する、無料のお悩み相談掲示板です。

掲載・回答までにタイムラグが生じますが、ぜひお気軽にご相談ください。

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ご相談内容

相談内容はこちらです。

幼い頃から仕事で家にいない父と、病弱で入退院を繰り返す妹と、脳梗塞から寝たきりの祖母と
妹と祖母の世話で手一杯な母の元育ってきました。

躾には非常に厳格な両親にによって
「お姉ちゃんだから我慢してね」
「お姉ちゃんだから良い子にしてね」
と、まるで呪いのように躾られ、物心つく前から親には甘えられず、親の前では良い子でいるように務め、自分の誕生日プレゼントさえ欲しいものを強請ることが出来ず育ちました。

小学校高学年になったころ、父は莫大な借金を背負い、会社を売り、家を売り、安いアパートに引越し、職を変え、母も働きに出るようになり、疲れた父は無言で、疲れた母は小言、嫌味、ヒステリーが多くなり、機嫌がいい時も妹が独占していて、私は家事の手伝いだけ済ませて部屋に閉じこもっていました。

中学生の頃、学校でイジメられても親にも先生にも相談できず自殺未遂をした事もあります。高校生になった頃に全てに嫌気が差し、いわゆる不良になり家にも帰らなかったりしましたが、それでもアルバイトで稼いだお金を家に入れたりもしていました。

待ってても誰も愛してくれない
誰も私を助けてくれない
助かりたいなら自分で何とかするしかないとたった1人で走り続けてきました。

心を許せる友人もいません。どうせいつかみんな裏切ったり離れて行くと思っています。
離婚も経験して、どんなに自分に夢中な男でもいつかは愛が冷めて大切にして貰えないと思いました。

好きなものを何でも買ってもらえる裕福な家庭の子が羨ましかったし、親の愛を独占していた妹が妬ましかったし、世の中にはもっとひどい人生でツラい人もいると思って、最低ではないと信じ込ませて生きてきましたが、今三十代の後半にもなって再婚もできず、子供も持てず正社員にもなれず、前夫による借金も抱えて、幸せそうに家庭を築いている人が羨ましく、お付き合いしていたロックマンにも浮気されて毎日惨めで辛いです。

根本先生のブログを読んだり、著書も読んで何とか自分軸になろうとしていますが、抑圧しすぎて、そもそも自分で自分を喜ばせる方法が分かりません。
何をしても世間の最底辺にいるなという感覚を誤魔化しているだけのように感じます。
自分で自分を満たせるのは食事だけで、過食も止まらずどんどん太ってより自己嫌悪に襲われます。
劣等感を手放し、自分軸を取り戻すにはどうしたらいいのでしょうか?

宇佐美円香
宇佐美円香

ご相談ありがとうございます。

私自身と重なる部分があったので、少し遅くなってしまいましたが、回答させていただくことにしました。

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回答

生育歴からわかること

ほぼご自身で分析済みですが、

>幼い頃から仕事で家にいない父と、病弱で入退院を繰り返す妹と、脳梗塞から寝たきりの祖母と
妹と祖母の世話で手一杯な母の元育ってきました。

>躾には非常に厳格な両親にによって
>「お姉ちゃんだから我慢してね」
>「お姉ちゃんだから良い子にしてね」
>と、まるで呪いのように躾られ、物心つく前から親には甘えられず、親の前では良い子でいるように務め、自分の誕生日プレゼントさえ欲しいものを強請ることが出来ず育ちました。

とのこと。もうここの部分だけで、ずっと我慢して、抑圧して、一生懸命頑張って生きてきた人なんだなぁとよく分かります。しかも第一子長女(私もですが)というだけでも頑張りがちなのに、一生懸命頑張らなければいけない環境に強制的に身を置かなければいけなかったような状況ですね。しんどかったですね…。

宇佐美円香
宇佐美円香

私も、第一子長女で、妹は8歳歳下。妹が生まれてからはいつもお姉ちゃんであることを強いられていました。妹のことは好きでしたが、無意識にお姉ちゃんでいなければいけないと思っていた気がします。

>小学校高学年になったころ、父は莫大な借金を背負い、会社を売り、家を売り、安いアパートに引越し、職を変え、母も働きに出るようになり、疲れた父は無言で、疲れた母は小言、嫌味、ヒステリーが多くなり、機嫌がいい時も妹が独占していて、私は家事の手伝いだけ済ませて部屋に閉じこもっていました。

みんなが満身創痍のご家庭で、ちょっとした甘えられそうな瞬間も全て妹さんに譲るようにしていたんですね。(もしかしたら譲っていたという感覚もなく、妹はいいなぁという羨ましさだけを感じていたかもしれませんが)

>中学生の頃、学校でイジメられても親にも先生にも相談できず自殺未遂をした事もあります。高校生になった頃に全てに嫌気が差し、いわゆる不良になり家にも帰らなかったりしましたが、それでもアルバイトで稼いだお金を家に入れたりもしていました。

そうですよね、小学校までに我慢抑圧、「お姉ちゃんでいなければ」という癖がついてしまうと、両親を頼ることができないですよね。

私も、小中高とどこへいってもいじめに遭いましたが、1度も親に相談できませんでした。相談したところで助けてもらえる気がしなかったのと、頼り方がそもそも分からなかったのです。きっと相談者さんも同じ感じなのではないかな?と感じました。

私もその結果、ものすごくしんどかったのですが、なんだかんだでそんな中でもそばにいてくれる友達がいたからなんとなくやってこれたようにも思います。相談者さんはそんなお友達はいませんでしたか?(私はだいぶ後になってからその友達のありがたさに気がついたので…)

そんなしんどい状況で、アルバイト代を家に入れるなんて、本当に素敵な方だと思います。

>待ってても誰も愛してくれない
>誰も私を助けてくれない
>助かりたいなら自分で何とかするしかないとたった1人で走り続けてきました。

>心を許せる友人もいません。どうせいつかみんな裏切ったり離れて行くと思っています。
>離婚も経験して、どんなに自分に夢中な男でもいつかは愛が冷めて大切にして貰えないと思いました。

わ、か、り、ま、す。

また、相談者さんの場合は「自分でなんとかできてしまう」というのもあるのだと思います。自分でなんとかできない人は、1人で走り続けられませんからね。(私たちのような人種は、そういうなんとかできない人を羨ましく思うものですが)

私も離婚を経験していますが、

宇佐美円香
宇佐美円香

やっぱりお前もかー!!!!

と答え合わせしているような気持ちにもなりました。誰も私のそばにはいてくれないのだ、と。

心理学的には投影(私が相手は自分から離れていくと思っているので、相手は自分から離れていく)なのですが、、、まだまだありますね。笑

>好きなものを何でも買ってもらえる裕福な家庭の子が羨ましかったし、親の愛を独占していた妹が妬ましかったし、世の中にはもっとひどい人生でツラい人もいると思って、最低ではないと信じ込ませて生きてきましたが、今三十代の後半にもなって再婚もできず、子供も持てず正社員にもなれず、前夫による借金も抱えて、幸せそうに家庭を築いている人が羨ましく、お付き合いしていたロックマンにも浮気されて毎日惨めで辛いです。

いやいや、しんどい人生送っていらっしゃいますよ。そこは自信(?)持って受け入れてください。

ちなみに私も離婚後2人のロックマンとお付き合いしましたが、1人は浮気、1人は音信不通という散々な結果に…その時は絶望しましたね。

惨めな気持ちもわかりますし、特に幸せそうに家庭を築いている人が羨ましいという気持ちは痛いほどわかります。

>根本先生のブログを読んだり、著書も読んで何とか自分軸になろうとしていますが、抑圧しすぎて、そもそも自分で自分を喜ばせる方法が分かりません。
>何をしても世間の最底辺にいるなという感覚を誤魔化しているだけのように感じます。
>自分で自分を満たせるのは食事だけで、過食も止まらずどんどん太ってより自己嫌悪に襲われます。
>劣等感を手放し、自分軸を取り戻すにはどうしたらいいのでしょうか?

こうやって変わろうと思えてきたことが素晴らしいですし、変わっていける前兆でもあります。

自分軸の観点でもお話をしたいと思いますが、今回は私の経験にも基づき、他のアプローチからのお話も入れていきたいと思います。

妹とのきょうだい争い

私自身も8歳歳下の妹(ある意味私よりもかなり幼いので、弱い妹と捉えられます)がいて、親も祖母も皆妹にかかりっきりでしたので、相談者さんの寂しい気持ちもよくわかります。当たり前のように「姉」でいました。

実はこのきょうだい争い、「無価値感」を生み出すのに十分な威力があるのです。

相談者さんは、自分が親に頼りたい時に頼れなかった。頼れそうな時も妹に独占されてしまった。

自分のことなんて誰も助けてくれない

という思い(無価値感)が強くなるのも頷けますよね。

しかも、厄介なことに、

しっかりしたお姉ちゃんじゃなくてごめんなさい

という罪悪感も無意識のうちに出てきていることも多いのです。

もっというと、こうやって妹と自分を常に比較して自分が下だと確認するようになるので、強烈な劣等感も付きまとうことになります。

宇佐美円香
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私も長らく妹と自分を比較しては羨ましがっていたのですが、ある意味比較して競争していたのです。負けてあげるけれど、競争していた、という感じです。

そんな風に、比較競争の末、強烈な劣等感や無価値感を身につけた先にあるものが

私は1人でも頑張れる!

という超自立です。

ですから、「ずっと頑張って生きてきたのだ」と自分で認めることから始めていきたいですね。

また、こういった比較や競争では、「自分が本当に欲しいもの」を映し出すと言われていて、相談者さんの場合は

  • 自分を無条件に愛し、離れていかない人
  • 自分が甘えたり頼ったりできる人
  • 弱い自分を受け入れてくれる人

あたりが本当に欲しいもののような感じがしますね。いかがでしょうか?ここは再婚するパートナーを今後見つけていくために認識しておきたいところですので、ぜひ考えてみて欲しいです。

こちらも参考になるかもしれません。

家族との距離が遠すぎる

妹の話のついでに、こちらもありそうだと思うのでご紹介するのですが、ご家族との距離感は今も含めてどうでしょうか?ご相談文を拝見している限りでは「遠すぎる」のかなと感じます。

人間は、自分が傷つかないようにするために、自分を傷つけるものからは距離を置く性質がありまして、その対象が家族になると家族との距離感が遠くなってしまうのです。

家族との距離感が遠くなってしまうと、「子ども時代に子どもをやれない」現象が発生します。

つまり、

子ども時代に子どもをやれない=子ども時代に大人になる=子どもの自分を抑圧して生きる

ようなことになり、今も相談者さんの心の中には、子ども時代の寂しくて孤独な子どもの自分が存在していることになります。

そうすると30歳になっても、40歳になっても、「ねえねえ、遊ぼうよ。甘えたいよ。もっとお絵かきしたいよ」というような声が心から聞こえてくるのです。

この子どもを癒すためには、

「子ども時代もしたいことを我慢したけど、大人になってもやっぱり我慢している」

というパターンを「大人になったら好きなことができる」というイメージに書き換えていくことが必要です。

要するに、今から子どもに戻ること(子どもでいる時間を作ること)を許可し、思考的にならずにやりたいことをやってみるような感じです。

宇佐美円香
宇佐美円香

内なる小さな自分の欲はどんなものがありますか?

こちらの記事も参考になると思います。

家族との距離感がパートナーとの親密感を決める

家族のと心理的距離感(特に母親との心理的距離)がパートナーとの親密感を決めると言われています。

母親との距離が遠いから、パートナーとも遠い方がいいの?

と思われるかもしれませんが、実は逆で、母親との距離が遠いと、パートナーには近くにいることを求めてしまうのです。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

自己基盤を作ろう

私のブログでは毎度登場する「自己基盤」という言葉。

とにかくどんな人でも自己基盤を作って、自己肯定感を高め、自分軸を確立していくことが大切です。

相談者さんはまず自己理解から始めて欲しいのですが、自己理解って結構疲れるので、自分が頑張らない程度に自己理解を進めていくのがおすすめです。

私は誰かに甘えたいんだ、頼りたいんだ…

というのを受け入れつつ、自己理解や今自分が何を感じているかを感じていきましょう。

>好きなものを何でも買ってもらえる裕福な家庭の子が羨ましかったし、親の愛を独占していた妹が妬ましかったし、世の中にはもっとひどい人生でツラい人もいると思って、最低ではないと信じ込ませて生きてきましたが、今三十代の後半にもなって再婚もできず、子供も持てず正社員にもなれず、前夫による借金も抱えて、幸せそうに家庭を築いている人が羨ましく、お付き合いしていたロックマンにも浮気されて毎日惨めで辛いです。

まさにここが本音の部分で、もっと掘り下げてもいいと思います。

辛い!悲しい!しんどい!と声に出せたらもっといいですが、長年人に頼ってこなかった人は、その言葉すらいうことに抵抗があるかもしれません。

宇佐美円香
宇佐美円香

こんなことを思っている自分はダメなんだと自己否定していませんか?

どんなことを感じていてもOKですからね。

そして、今の自分や自分が感じていることを、全部しゃーない。仕方ない。と受け入れてしまいましょう。嫌かもしれませんが、認めてしまいましょう。

今は頑張れない。自己肯定感が低いかもしれない。でもまぁそんな自分でもいいや。なんて思えてきたら、自己承認ができ始めたというところです。

その先は自己開示になりますが少し先の話になりそうなので、別記事でどんなものなのか確認しておいていただけたらと思います。

自己承認までできてくれば、自分軸もだいぶ整い、自己肯定感も上がってきて楽になりますよ。

自己嫌悪や劣等感はゼロにはならない

よく勘違いしている方がいるのですが、自己嫌悪や劣等感はゼロにはなりませんし、自己肯定感や自分軸も流動的なもので、一度高くなったからといってずっと高いわけではありません。なので、調子がいい時期もあれば悪い時期もあるというのが普通です。その都度、メンテナンスができるようになっておくことが大事ですね。

なんていうと相談者さんから、

私は生まれてこの方ずっと調子が悪いのよー!

なんて言われてしまいそうですが、そういう人もいるのです。私や、他のお弟子カウンセラーのほとんどがそうだったのではないか?なんて思います。(カウンセラーやコーチに興味を持つ人のほとんどは、自分がメンタルで悩んだ経験があるので)

女性だと年齢的なものや婚歴なんかを含めて焦ってしまいがちですが、今が一番若い時ですし、今からでもやり直しはきくので、自分が幸せになることを諦めないでほしいと思います。

宇佐美円香
宇佐美円香

私もまだ再婚していませんが、絶対に再婚して子供を産むと決めています。

だいぶ気持ちが楽になってきてから、ご自身のビジョンとコミットメントを決めてみるといいと思います。

こちらの動画が刺さるかも?(根本さんの長女イベントで、私(ウサ)も出演しています。)

しんどい時はカウンセラーやコーチをつけた方が、だんだんと気持ちが楽になってくると思います。

私のコンサルでもお力になりますよ!

この回答が少しでもお力になれたら幸いです。

ご相談いただきありがとうございました。

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この記事を書いた人
うさみ

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によってスポーツパフォーマンス、パートナーシップ改善、子育てや教育、ビジネスに活かす方法を発信します!

何か1つに特化したら?という話も頂きますが、結局は
「どれも同じ理論」なのです。

✅30歳で脱教員して起業
✅初心者から日本一まで幅広い選手を多数指導
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