【男女関係】夫婦仲を修復するにはどうしたらいいでしょうか【お悩み相談】

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宇佐美円香
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自分自身のパフォーマンスを最大化する

メンタルコーチの宇佐美円香です。

夫婦仲修復のためのコーチング・コンサルを2年ほど行い、過去のクライアントさんの8割が自分の希望する道へ進んでいます。(修復した方6割、自ら離婚したくなった方2割、修復中2割)

ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします。

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根本裕幸カウンセラーのお弟子カウンセラーたちが回答する、無料のお悩み相談掲示板です。

掲載・回答までにタイムラグが生じますが、ぜひお気軽にご相談ください。

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ご相談内容

相談内容はこちらです。

現在夫婦関係で悩んでおり、日々自分自身の心と向き合う中で、ふと思ったことがあります。

私は長年、夫が出かけてしまうことへの寂しさに悩んできました。快く「いってらっしゃい。楽しんできてね」が出来ないのです。
とにかく一人になるのが寂しいのです。
夫も自由が好きな人なので、自由に出来ないストレスや私の重たい性格がもう背負い切れないようで、離婚したいようです。

ずっと何でだろう何でだろうと悩んでいましたが、これは母との関係が影響しているのではないかと思いました。

私は幼い頃から異常なくらい母にベッタリな子で、いつも母にくっついていました。ずっと母のことが大好きで、大人になってからも頻繁に実家へ行ったり、休みの日に遊んだりというベッタリな生活を送ってきました。

私にはしっかり者の姉もいて、私は母と姉におんぶに抱っこでずっと頼りっぱなしで生きてきました。

なので結婚して色々なことを急に全部自分で考えてやらなければいけないとなった時に、ものすごく不安を覚えたし、ちゃんとしなきゃという思いもあり、すごくストレスでした。
なので今までの母や姉の役割を旦那さんに求めてしまったのかもしれません。

母のようにいつも側にいて欲しい、母が出かけてしまうと寂しかった思いに似ているのかなとも思ったりしています。

母と姉に頼り切って生きてきたので、自分が主になってやることは苦手、次女で自由に生きてきたので、子育てで子どものペースに振り回されたりするのもとてもストレスです。

私が子どもの時のまま、大人になれていないということなのだと思うのですが、夫婦関係を修復するにはどうしたらよいでしょうか?
寂しさを払拭するにはどうしたらよいでしょうか?

宇佐美円香
宇佐美円香

ご相談ありがとうございます。

ご自身で学ばれて、母子癒着が原因ではないか?!というところまでたどり着けたのですね!

素晴らしいです。その観点も含めてアドバイスしていきますね。

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回答

>私は長年、夫が出かけてしまうことへの寂しさに悩んできました。快く「いってらっしゃい。楽しんできてね」が出来ないのです。
>とにかく一人になるのが寂しいのです。
>夫も自由が好きな人なので、自由に出来ないストレスや私の重たい性格がもう背負い切れないようで、離婚したいようです。

まず、離婚宣告されたことはとてもショックでしたね。誰かに相談して泣きましたか?悲しい!辛い!と暴れてみましたか?(というのは大袈裟ですが、感情を吐き出せていますか?)

旦那さんのいう離婚したい理由はそこまで当てにしなくてもいいと思いますが、まずはご自身を大切にしてもらいたいですね。

そんな中で、学んで、母子癒着についても気付かれたとのことで、素晴らしいと思いますし、少々頑張りすぎかも?とも思います。

母親との心理的距離は?

>ずっと何でだろう何でだろうと悩んでいましたが、これは母との関係が影響しているのではないかと思いました。

>私は幼い頃から異常なくらい母にベッタリな子で、いつも母にくっついていました。ずっと母のことが大好きで、大人になってからも頻繁に実家へ行ったり、休みの日に遊んだりというベッタリな生活を送ってきました。

>私にはしっかり者の姉もいて、私は母と姉におんぶに抱っこでずっと頼りっぱなしで生きてきました。

とのことなので、母子癒着の可能性は否めませんね。でもよく気づきましたね!

癒着って当事者は癒着だと思っていないことがほとんどなのです。

しかし、私たちは幼少期の家族、特に母親との心理的距離が「人間関係の土台」となり、その後の人生の人付き合いがある程度決まっていく傾向にあります

宇佐美円香
宇佐美円香

でも別に癒着って悪いことでもないと思うので、責めなくて大丈夫ですよ。

母親との心理的距離が近いとき

一般論ですが、お母さんが「過干渉・過保護・心配性」などの場合、心理的な距離はとても近くなり、癒着のような状態になります。癒着するとお母さんの思考や感情とピッタリ繋がってしまうのです。

お母さんが悲しければ、私も悲しい。
お母さんが笑っていると、私も笑える。

しかも、強いお母さんの場合は、思考も感情も支配されるのでまるでお母さんの操り人形のようになり、自分の意志や考えが持てなくなります。
要するに、お母さんの顔色を伺うようになるわけですね。それが大人になっても癖になってしまっている方も少なくありません。

逆にお母さんが弱い場合、そのお母さんの悲しみや寂しさや弱さを救うため、早い段階で自立してお母さんを背負うようになります。つまり、お母さんのお母さんになります。お母さんを助けるために人生を捧げることになることも。いつもお母さんのことを気にかけ、仮に実家を離れて暮らしていても、いつもどこかでお母さんのことを心配しているような人も多いです。

母親との心理的距離が遠いとき

私自身はこのタイプなのですが、お母さんと心理的距離が遠い場合、実は心理的距離が近いときと同じような心理的状況が生まれます。不思議。

お母さんが放任主義だったり、子どもに興味がなかったりすると、子供は寂しかったり、気を引いたりするようになり、結果としてお母さんの顔色を伺うように育つようになるため、あまり関わりはなかったとしてもお母さんと癒着していたような心理状態になるのです。

姉妹でお母さんがいつも妹(姉)を優先していた、という状況の時も同じことになります。

この場合も早くから自立し、自分で自分のことは何でもできるようになり、ハードワーカーになっていく人が多いです。

宇佐美円香
宇佐美円香

私の場合はいつも母親が妹ばかり優先していて、疎外感を感じていました。

気をひくために、万引きをしてみたり、いわゆる素行不良してみたこともありましたが効果なく、、、ハードワーカーにもなりました。(それが好きでもあるのですが)

母親との心理的距離が夫との親密感を決める

上記で話したお母さんとの心理的距離が相談者さんにとっての「親密感を感じる距離感」になります。(厳密に言うと、父親やきょうだいとの関わりも本来は検討しなければいけませんが、母親だけでも十分に参考になります。)

お母さんとの心理的距離が近すぎる場合、その距離に夫がいないと不安になったり、寂しくなったりしてしまういう現象が起き、お母さんと同じように夫にも常に自分を見てほしいという気持ちになります。

根本さんのブログからお母さんといえば…の事例を引用しますが、

ねえ、ハンカチ持った?今日は何時に帰ってくるの?危ないからちゃんと横断歩道渡ってね。あんたはあわてんぼうだから急に道路に飛び出しちゃダメよ。先生の言うことちゃんと聞くのよ。何かあったらすぐに電話するのよ

と同じレベルで、夫に対して自分に関心を持ってもらいたいと思ってしまうのです。

>私は長年、夫が出かけてしまうことへの寂しさに悩んできました。快く「いってらっしゃい。楽しんできてね」が出来ないのです。
>とにかく一人になるのが寂しいのです。

だから、旦那さんを送り出すと寂しくなってしまうし、そばにいてくれないと不満になってしまうのです。この距離が習慣になっていて、さらには「私のことを愛してくれている、私に興味がある、私が好きなら、きっとそうしてくれるはず」と思い込んでいます。

でも旦那さんはお母さんではないので、実際はそこまで求めるのが厳しいですよね。

そうすると「私のこと愛していない!私のことを大切にしていない!」と相手に不満を感じてしまう現象が起きます。

そうなるとかなり重たい女になるので離婚問題に発展することになり、今度は「重たくなるから思ったことを言わない方がいい」と思って、ひたすら我慢・抑圧する夫婦関係になります。当然全然自分が満たされないですし、不安・不信感・不満に繋がって増大していくので、我慢抑圧の結果大爆発を引き起こします。

宇佐美円香
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修復のために思考的な我慢抑圧を推奨するメソッドも多いですが、私は危険だと思っています。

余談 母親と心理的距離がある場合

この場合、早くに自立しているので、自分がしたいことを優先したくなります。ですから、彼が毎日ラ連絡をしてきて、毎日会いたがったりすると、うざったい気持ちになります。

ずっとうざいと思っているわけではなく、時折依存的なラブラブしたい、イチャイチャしたい、くっついていたいという幼少期に抑圧した感情が出てくることもあるのです。お母さんに甘えたいのに全然甘えられなかった自分が出てきて、それを夫に満たしてほしいと思ってしまうのです。

宇佐美円香
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でも実際に彼が「愛してる。ずっと一緒にいる」と言ってくれた時、一瞬嬉しくなるのですが、その後嫌悪感に苛まれます。(懐疑心も出てきます)

近づきたいのに、近づくと気分が悪い、居心地が悪いということになるのです。

いわゆる野良猫女子で、野良猫男子やロックマンと引き合っている人も多いかも。

この場合は相手が人間だとなかなか思い通りにコントロールできなくて、野良猫やロックマンに依存したり、「仕事」という比較的自分でコントロールしやすいものによって、自分を満たすことが多いです。(私ももれなくハードワーカー)アルコール依存やギャンブル依存などになってしまう人も多いですね。

自己承認が大事

癒着しているから切らないと!!!!!!!!

と自分のクライアントさんにも息巻いて言われることが多いのですが、そもそも根底に「自己否定」があるんですよね。

でも、そもそも論で、自己基盤ができていないことには、何もかもうまくいかないので、自己否定はそこに逆行してしまうのです。

なので、まずは「これが自分の基本的な人との距離感であり、仕方ないわ」ということを自己受容することが大切です。

母と癒着しているから夫と修復できないのだ!

というような感じでわざわざ問題化しない方がベターです。

非常に残念ではあるが、これが私の親密感を感じる距離感なのだ…仕方ない

とある意味開き直ってしまう方がいいです。

宇佐美円香
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その上で、あなたはどうしたいの?

というところですね。自己基盤については以下の記事を参考にしてください。

ここはある意味「どんなビジョンで手放しをしたいの?」ということでもあり、手放す(癒着を切る)覚悟=コミットメントはできていますか?ということでもあります。

この時に前向きなビジョンがないと、結局手放せないですし、しんどくなってしまうのがオチです。

ビジョンとコミットメントについては以下の記事が詳しいです。

手放したければ感謝しよう

前向きなビジョンの元で、手放す!癒着を切る!というコミットメントをするのであれば、感謝をしていくことになります。

宇佐美円香
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ただ、感謝をするだけにとどまらないことが多いはずなので、お恨み帳も持っておきたいですね。

根本さんがよくブログで紹介しているのですが、

感謝のノートと、御恨み帳をセットで用意し、お母さんへの感謝を書いている最中に怒りが湧いて出てきたら、即座に御恨み帳にそれをすっきりするまで書きなぐる

というワークがおすすめです。と言いながら私自身がこれに取り組むとしんどいです(笑)だからコミットメントする必要があると感じています。

ここで大事なのは、ネガティブな感情を吐き出しつつ感謝の思いを感じていくことですね。そうすると、徐々に癒着が切れて、適切な距離に流れ着きます。癒着が切れるとお母さんや夫の態度によって自分の感情がいちいち振り回されなくなりますし、不思議と相談者さんが親密感を感じる守備範囲がどんどん広くなっていくのです。

母が1番、夫が2番問題もあるかも

宇佐美円香
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詳しくは以下の記事を参考にしてください。

宇佐美円香
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