自分自身のパフォーマンスを最大化する
メンタルコーチの宇佐美円香です。
自分自身のパフォーマンスを最大化する
メンタルコーチの宇佐美円香です。
『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします。
相談内容はこちらです。
こんにちは。
自分が酷すぎて誰にも言えなかったのですが、私はいつも夫を他人のパートナーと比較してしまいます。
夫に限らず、付き合っていた・関係を持っていた男性全てに対してなのですが、自分の本当の理想はいわゆる”ハイスペック男性”で、でもそんな男性と自分が付き合う想像もできず”今この男性とお付き合いしてるのはまだ自分のレベルが低いからだ“という想いがずっとあり、男性と正面から向き合えていない、常に罪悪感をもっています。
自分の理想的なご夫婦を見ると、なんで私のパートナーはこういう人なんだろう…..やっぱりまだまだ自分のレベルが低い。もっと頑張らなきゃ と思ってしまいます。
本当に自分でも酷いなと思います。。
夫を本気で愛し一生一緒にいたいのか?と言われたら正直わかりません。。理想的な人と一緒になれるならそっちがいい!とさえ思ってしまいます。
でも夫はとても優しい人なんです。
さっさと離婚して、理想の相手を見つけた方がいいのでしょうか?気持ちの整理がつきません。
ご相談ありがとうございます。
そもそも人間なので、酷いということもないと思います(笑)
が、ご自身の問題ということでアドバイスさせていただきますね。
大前提として「比べてしまう自分は別に悪くない」という意識を持って、自分を責めるのをやめていきましょう。
>夫に限らず、付き合っていた・関係を持っていた男性全てに対してなのですが、自分の本当の理想はいわゆる”ハイスペック男性”で、でもそんな男性と自分が付き合う想像もできず”今この男性とお付き合いしてるのはまだ自分のレベルが低いからだ“という想いがずっとあり、男性と正面から向き合えていない、常に罪悪感をもっています。
とのことですが、相談者さんのいう「ハイスペック男性」ってどんな男性ですか?
イケメン?高身長?お洒落?気遣いができる?コミュニケーション上手?経済力あり?などなど、一概にハイスペック男性と称しても、色々あると思うのです。
具体的にどんな男性だったら、相談者さんは満足するのでしょうか?
ぜひリストアップしてみてください
婚活のご相談を受けた時にもお聞きするのですが、具体的にどんな男性を求めているのかをはっきりと認識しておくことはとても大事です。
それを認識していると、パートナーにもその部分を見出すことができますし、パートナー以外でも自分が求めているものを持っている人と仕事やプライベートで付き合うことができるようになります。
逆に認識できていないと、「ないもの」「合わないもの」ばかりに目が行って、不満が生まれたり、自分がダメだから周りもダメなのだと思いやすいです。
例えば私だったら、
・筋肉質
・鼻が高い
・自分がダラダラしていても許してくれる
・経済的に甘えられる
・高校野球が好き
・家事もしてくれる
・おしゃべりが好き
・・・などなど大量に出てきますね。笑
これって全部満たしていなくてもいいわけで、なんなら自分が自分で満たせるパターンもあります。(私の場合は経済力はいつでもどうにでもなる、とか)
そんなところも含めて自己認識した上で、相談者さんの理想的な夫婦像ってなんだろう?というところも考えていきたいですね。
ビジョン(未来の目的)とコミットメントの話にもつながります。ビジョンとコミットメントについてはこちらの記事が詳しいです。
>自分の理想的なご夫婦を見ると、なんで私のパートナーはこういう人なんだろう…..やっぱりまだまだ自分のレベルが低い。もっと頑張らなきゃ と思ってしまいます。
本当に自分でも酷いなと思います。。
本当に夫がダメだから自分がダメなのでしょうか?
夫婦は鏡、ともよく言いますが、実は
自分のことが嫌いだから夫のことも嫌になる
というパターンなのかもしれません。
つい何かとご自身を責める癖(自己嫌悪する癖)をお持ちではありませんか?
自己嫌悪についてはこちらの記事で詳しく書いていますが
相談者さん自身は「自分の価値や魅力」を受け取れていますか?
心理学的に言えば、「投影の法則」の観点から「あの人ハイスペックだな〜と分かるということは、相談者さんもハイスペックだ」という話にもなるのですが、そう言われてもなかなか腑には落ちないですよね。
「は?!ナイナイ。そんなことないですよ。私なんてまだまだダメなんです。」って言いたくなりますよね?ここが問題の本質です。
相談者さんに限らず、多くの人がパートナーシップだけでなく仕事でも陥るワナが
自分の才能になかなか自信が持てない。(むしろ全然自信が付かない。)
→不安になるので、周囲の人の動きが気になる。(仕事の場合は同業者)
→ハイスペックな人を見つけ出してしまい、さらに自信がなくなる。
→不安が募り、焦るあまりに新たなことに手を出そうとする。
→それも中途半端になってしまって余計に自分が何をしてるのか分からなくなる。
要は、自信がなくなったことで「比較」や「競争」が巻き起こり、自分が成長して実力や評価を得たりしても、比較や競争をしているうちは常に「自分はダメだ」「自分なんてまだまだ未熟だ」「自分より素晴らしい人がたくさんいる」という思いが心の中を駆け巡ることになります。
そういうときは「自分軸」です。
と簡単に言っても難しいことなのですが、根本さんもよく言っていますが「今の自分にできることしか自分はできない」と良くも悪くも開き直ってしまうというのが大事です。
自分自身を下げて、否定し続けると、どうしても「不安」や「怖れ」が出てきます。
不安や怖れは自分の意識を外(他人や外の環境など)に向けさせます。
そうすると、その不安や怖れをより増幅するものをなぜか見つけ出してしまい、ますます不安や恐れに囚われるようになる、、、という悪循環になるのです。
こういう時には「今の自分に立ち返る」ことが効果的です。
イメージ的には「自分の中に入っていく」という感じですが、「自分を見つめる」「自分の心と向き合う」とも表現されます。それでも小難しいと思うので「自分の手のひらを見つめる」くらいのことでも自分に立ち返ることは可能です。
不安や怖れでどうしても外に心の矢印を向けてしまった時、自分の意志でその矢印を自分に向けるのです。
今目の前にできることややれることがあるのであれば、それにとことん集中してみたり、没頭するなんてこともおすすめです。
上で自分軸の話をしたので、次は自己肯定感・自己基盤の話になるのですが・・・
きっと旦那さんと結婚される前から、むしろ付き合う前から?自分に自信がないのではありませんか?自分の価値や魅力や才能をだいぶ過小評価されているような感じがします。
これが結構根深いので、
>でも夫はとても優しい人なんです。
とこの状況でもおっしゃられるような優しい旦那さんの価値や魅力も受け取れていないのだろうと感じます。
パートナーシップコンサルに限らず、ビジネスのコーチングなどでも自分の価値や才能を受け入れ、自己肯定感があがると、それに比例して売り上げが伸びたり、人間関係が穏やかになっていきます。
なぜそんな自分に自信が持てないんだろう?という切り口で見るとすれば、小さい頃の親子関係やきょうだいの関係などの生育歴を見つめ直していくことが多いです。(ほぼそこに原因があります)
上でも触れた投影の話をすると
>自分の理想的なご夫婦を見ると、なんで私のパートナーはこういう人なんだろう…..やっぱりまだまだ自分のレベルが低い。もっと頑張らなきゃ と思ってしまいます。
他人を見て「理想的だ」と思えるということは、自分もその理想的な夫婦になれる才能を持っていますし、それが相談者さんのビジョンでもあると言えますよね。比較して嫉妬できるということは、自分自身もそれなりのレベルにあるということでもあります。
また、普段出会う人やお付き合いしている人が「嫉妬してしまうような旦那さんを持つ女性が多いのであれば、相談者さんもそれだけの才能をお持ちで、旦那さんが実はそんな価値のある旦那さんであるとも言えるのです。
投影についてはこちらの記事が詳しいです。
長らくパートナーシップコンサルやコーチングを行ってきての経験上、また自分自身の体感として、自分の価値を知りたいと思っているのに、なぜかそれに抵抗が出てくるというのはあるあるなのです。
相談者さんも「はぁ?価値?才能?ないって」と突っ込みまくっているかもしれません。
この後に続く言葉は「だって私は〜だし、〜だし、だから価値も才能もないんですよ」ですよね(笑)いかに自分がダメなのか、人は説明したくなるのです。
「なかなか結婚できない!」と騒いでる女性に「あなたにはこんな魅力があるんだよ」と言っても、即座に「そんなことない!」と全否定するのも同じ理由です。
私たち人間は、自分に対してはとても厳しいんです。本当は1番優しくしてあげたいんですけどね。
なので、まずは自分の価値や才能を知った上で、「自分を認めてあげる」ということに相談者さんは意識を向けるといいと思います。その上で、旦那さんともう一度向き合ってみてはいかがでしょうか?
>夫を本気で愛し一生一緒にいたいのか?と言われたら正直わかりません。。理想的な人と一緒になれるならそっちがいい!とさえ思ってしまいます。でも夫はとても優しい人なんです。
>さっさと離婚して、理想の相手を見つけた方がいいのでしょうか?気持ちの整理がつきません。
大事な決断ですから、きちんとビジョンを持って、旦那さんと向き合っていきましょう。
・自分が男性に何を求めているか
・自分の才能と価値
を知った上で、旦那さんと向き合って、どうしたいか?を考えたとき、本当にどうしたらいいかが見えてきますよ。
応援しています!
しんどい時はカウンセラーやコーチをつけた方が、だんだんと気持ちが楽になってくると思います。
私のコンサルでもお力になりますよ!
この回答が少しでもお力になれたら幸いです。
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