自己肯定感や自信がテーマのお悩みです。
【お悩み相談】性格が暗く、自分に自信がないのを治したいです。
『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします。
ご相談内容
相談内容はこちらです。
初めまして、さかなと申します。
私は性格が暗く、悩んでばかりでつらいです。またなぜこんなに性格が暗いのだろうと原因探し(人のせいにする)をしています。
悩みはたくさんあるのですが特に下の2つのせいでとてもつらいです。
・対人関係・コミュニケーションが苦手
中・高で運動部に所属していたにもかかわらず一人も友達ができず、中2と中3、高2の冬、高3は、不登校な期間が多かったです。もちろん恋愛もしたことがありません。大学では幸い友人ができましたが、今でも対人関係が苦手です。自分に自信がないせいで自分に精一杯で、他人に気を配ることまで頭が回らないからだと思います。また、常に表情や声のトーンが暗く、良い印象を持たれないからです。笑顔でいたり明るい声でしゃべった方がいいのは分かるのですが、そわそわしてしまってうまくできなかったり、他人を欺く行為のように感じたりしてしまいます。また、友達が欲しい、彼氏が欲しいという気持ちはあるものの、会話するときのテンポも悪く、あまり言葉も出てこず、自分が間違ったことを言うのではないかという不安などもあり、しゃべることが怖いです。
・母親との関係が良くない
父親は小学生の時に失くし、母親に育ててもらいましたが、母親とは幼いころから仲が悪いです。幼い頃、妹と喧嘩すると私の言い分には耳を貸さず、一方的に怒られていて、今でも恨みの感情があります。母親は私のことがとにかく嫌いでよくデブ、ブス、死ね、彼氏ができるわけない、一生結婚できない、頭がおかしいなどと頻繁に言われていました。(なのにこの前まだ彼氏はできないの?と言われました。)また、家から閉め出されたり、頭をげんこつで殴られたり、顔をつねられてあざを作られたりしたこともありました。他の兄弟にはこんなことはしません。母親がこんなに私を嫌いなのはもちろん私にも原因があり、私が昔から感情的になってわめくことが多かったり、自己中心的だからだと思います。(母親とは性格というか精神的に似ていると感じます。)
経済的に非常に支えてもらっていますし、妹に会うために帰省した時には食事も用意してくれて愛されていないとは言えませんが、自信を持って愛されて育ったとは言えません。
母親は怪しいセミナーにはまったり、科学的根拠のない健康法や美容法にはまったり、陰謀論にはまったりしていることも含めて嫌いなので今更母親に望んでいるものはありません。しかし、まともな親に愛されて育ったことが伝わる子を見ると、性格もよく、周囲の人からの印象もよく、性格が明るく、コミュニケーションもうまくて自分もいい親の元に生まれればこんなにつらい思いをしなかったのではないかと、羨ましさから正直イライラしてしまいます。
正直こんな考えをすることは自分をいじめることだとも思うのですが、頻繁に考えてはつらくなります。こんな考えをやめて明るい性格になるにはどうしたらいいでしょうか。
ご相談いただきありがとうございます。
私も似たような悩みを抱えながら生きてきたクチなので、回答させていただきます。
回答
私もこんなことがありました。
最初から自分のことを話すのもなんだか気が引けますが、私も中高どころか小学校の頃から友達が少ないタイプ…というか結構嫌われていました。学年が変わっても、学校が変わっても、年齢が上がっても、とにかく嫌がらせを受けて、不登校になりかけた(一時的に行かなくなった)こともあります。
まぁ、ボコボコにやり返したこともあるのですが…(苦笑)
今思えば、私の場合は元々何かと目立つタイプで、嫉妬されやすいタイプでもあるので、自分にかなり問題があったのですが、「学校という環境に馴染めなかったな〜」というのが正直なところです。
大学生になってから私にも友達ができましたが、なんとなく心が開けず、そのまま30歳くらいになってしまいました。ずっと自分を隠し持っている感じ(目立たないように…と)だったので、仲良くなることがなかったですね。自ら距離を置いてしまっていました。
もちろん状況は違うとは思いますが、そんな過去があるので、共感するところがあります。
私は大学卒業後、高校教員になったのですが、教員を志した理由の1つが「学生時代に自分を助けてくれるような先生がいなかったから、自分がそんな先生になりたい」と思ったことです。
また、母親とは幼少期から不仲というか、私が一方的に母親を嫌っていました。8歳歳下の妹ばかりを優先して、いつも差をつけられていると感じていたので、寂しいを通り越して嫌いの域に入ったまま30歳に。私も、普通に愛してもらえていたら、と何度思ったか分かりません。
私も今更母親に望んでいるものはなかったのですが、30を過ぎてから、母親に手紙で本音を伝えました。返事も期待しませんでしたが、その手紙に返事が返ってきたことで、私の気持ちがかなり軽くなったように感じます。
この件で、自分の気持ちが軽くなるまでは、親孝行なんて絶対にしないと思いながら生きていました。
気持ちが軽くなっただけで、好きになったわけではないのですが、なんとなく親孝行しないとな〜なんて思うようにもなってきています。不思議なことに。
この記事を母親が読むかもしれないですが、本当のことなので包みかくさず書いておきます。
そんな私の経験と、心理学や脳科学のメソッドを総合して、アドバイスさせていただきますね。
もともとはどんな自分でしたか?
私が最初に聞きたい質問です。
中高生以降のご自身については記載がありますが、それ以前の相談者さんはどんな方だったのでしょうか?その時も「性格が暗く、自分に自信がない」方でしたか?
なんとなく、相談文からそうではなかったような印象を受けます。
小学校時代、もしくは中学1年生くらいに何かしんどい・辛いイベントがありませんでしたか?
11歳までの幼少期に形成されたものがその人の土台(持つべきセルフイメージ)
とよく言われているのですが、11歳までの相談者さんがどんな方だったのか?気になりますね。
ちなみに私は、「根っから明るくて、おちゃらけていて、ずっと喋っていて、全然できないこともできる気がしてしまう自信家」でした。嫌がらせを受けていなかった9歳くらいまでは、ですが。笑
>私は性格が暗く、悩んでばかりでつらいです。またなぜこんなに性格が暗いのだろうと原因探し(人のせいにする)をしています。
ここでおっしゃっているご自身は、きっと中高生以降に後天的に身についたものを背負っているのだと思います。しんどい経験があると、人は
・他人の顔色を気にする
・言葉を発するのが怖くなる
・近しい人に攻撃的になる
・疑心暗鬼になる
ようなことが出てくるので、これらは後天的である可能性が高いです。
「本当の自分はこんな感じだったということ」を思い出すことが「自分らしいセルフイメージを取り戻して認識する」ということになり、自分のビジョンにもなります。
家族や知り合いに、昔の自分はどんな子供だったか?を聞いてみるのもオススメですよ。
本当に友達はできなかったのか?
うわぁ〜わかるわかる。と思ったのですが…
本当に友達はできなかったのか?と書くと、
できなかったから悩んでいるんですよ!!
と言われてしまいそうですが、改めて考えた時にどうだったでしょうか?
例えばいじめに遭っていたとしても、嫌がらせを受けていたとしても、果たしてその時全員に嫌な対応をされていましたか?
良くも悪くも、普通に接してくれる人、普通とはいかないまでも別に危害を加えてこない人など案外いたのではないでしょうか?(それを友達と捉えるかどうかは相談者さん次第ですが)
心と心を通わせるような友達はいなかったとしても、表面的に話すような人っていませんでしたか?
私は自分が常に嫌がらせを受けている中でも、なぜか普通に接してくれる人がいて、正直いつも不思議でした。なんでこの人は私に普通に接してくれるんだろう?って。今思うと自分がおかしいですが。笑
そうはいっても私はその人を「友達」だと思えていなかったので、友達ではないけど、私に普通に接してくれる人の1人として付き合っていました。だから自己認識では友達はいなかったんですよね。
>中・高で運動部に所属していたにもかかわらず一人も友達ができず、中2と中3、高2の冬、高3は、不登校な期間が多かったです。もちろん恋愛もしたことがありません。大学では幸い友人ができましたが、今でも対人関係が苦手です。
大学で友人ができたということに自信を持って欲しいな、と感じます。
対人関係って得意になる必要はなくて、自分が大切にしたい人を大切にするだけでいいと思います。
自己開示をしていくことを目指すといいのではないかな?と思います。
例えば、
>自分に自信がないせいで自分に精一杯で、他人に気を配ることまで頭が回らないからだと思います。また、常に表情や声のトーンが暗く、良い印象を持たれないからです。笑顔でいたり明るい声でしゃべった方がいいのは分かるのですが、そわそわしてしまってうまくできなかったり、他人を欺く行為のように感じたりしてしまいます。また、友達が欲しい、彼氏が欲しいという気持ちはあるものの、会話するときのテンポも悪く、あまり言葉も出てこず、自分が間違ったことを言うのではないかという不安などもあり、しゃべることが怖いです。
この内容を、全てではなくてもいいので、大学でできた友達に少しだけ勇気を出して話してみるといいと思います。きっと、結構あっさりした反応が返ってくきますよ。
自己開示して、受け止めてもらう。自己開示して、受け容れてもらう。を繰り返していくことで、自分も相手も信頼していくことができるようになります。
すると、徐々に自己開示に抵抗が無くなってきて、人との距離感を適度に詰められるようになっていくのです。自信や自己肯定感も、比例して徐々に上がっていきます。
荒技ではあるのですが、自己開示は最強の自信獲得メソッドなのです。
自己開示しようと思うと、嫌われるのではないかと心配してしまうかもしれません。が、案外平気です。ただ、この「案外平気」を経験するために、自己開示をしてみないといけないので、最初だけ勇気が必要ですね。
>自分に自信がないせいで自分に精一杯で、他人に気を配ることまで頭が回らないからだと思います。また、常に表情や声のトーンが暗く、良い印象を持たれないからです。笑顔でいたり明るい声でしゃべった方がいいのは分かるのですが、そわそわしてしまってうまくできなかったり、他人を欺く行為のように感じたりしてしまいます。また、友達が欲しい、彼氏が欲しいという気持ちはあるものの、会話するときのテンポも悪く、あまり言葉も出てこず、自分が間違ったことを言うのではないかという不安などもあり、しゃべることが怖いです。
上記の内容、そのままの相談者さんであっても、全然大丈夫だと思いますよ。
というかむしろ、無理して喋ったり、無理して明るく振る舞おうとしない方がいいと思います。
自分で自分を嫌わないで、むしろ誰かに自分を受け入れてもらう経験を積んでいくと、自然と喋れるようになったり、気持ちが晴れたりすると思います。
必ず相談者さんを受け入れてくれる人はいます。自分から他人を信じにいくことは怖いですが、チャレンジしてみてもいいかもしれません。無理は禁物ですが。ぜひ。
お母さんに嫌なことを言ったことがありますか?
お母さんの件については、この質問をしたいですね。
お母さん自信に、相談者さんが嫌だと思っていることや嫌いだと思っていることを、冷静に伝えてみたことはありますか?
>幼い頃、妹と喧嘩すると私の言い分には耳を貸さず、一方的に怒られていて、今でも恨みの感情があります。母親は私のことがとにかく嫌いでよくデブ、ブス、死ね、彼氏ができるわけない、一生結婚できない、頭がおかしいなどと頻繁に言われていました。(なのにこの前まだ彼氏はできないの?と言われました。)また、家から閉め出されたり、頭をげんこつで殴られたり、顔をつねられてあざを作られたりしたこともありました。他の兄弟にはこんなことはしません。
ここの部分、お母さんに伝えてみたことはありますか?
もし伝えてみたことがないのであれば、まず出しても出さなくてもいいので、お母さん宛の手紙を書いてみてください。内容としては、
・お母さんのことが嫌いな理由
・これは感謝していると思っていること
の2本立てで。長くても短くてもOKです。全て出し切る勢いで書いてみましょう。
そして、その手紙を出してもいいなと思う日が来るまで、手直しを重ねましょう。
いつかその手紙を読んでもらうといいです。返事はあってもなくても、自分の中の憑き物が落ちたように心が軽くなります。(返事があるとモヤっとする場合もあるので一概に返事があったほうがいいとも言えません)
心が軽くなるだけで、物事の捉え方がガラッと変わるので、時間をかけて取り組んでみてください。
>正直こんな考えをすることは自分をいじめることだとも思うのですが、頻繁に考えてはつらくなります。こんな考えをやめて明るい性格になるにはどうしたらいいでしょうか。
自分をいじめることが好きな人もいるものです。向上心があるとも言えますが、悪いことではないと思います。ここがきっと相談者さんのステージアップの時ですね。
明るい性格を目指すよりも、元の自分を取り戻して生き生きするようなイメージで、この記事に書いたことに取り組んでみてもらえたら嬉しいです。
この回答が少しでもお力になれたら幸いです。
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