自分自身のパフォーマンスを最大化する
メンタルコーチの宇佐美円香です。
自分自身のパフォーマンスを最大化する
メンタルコーチの宇佐美円香です。
『ココロノマルシェ』に届いたお悩みにお答えします。
相談内容はこちらです。
こんにちは、ご相談させてください。
結婚してからマウントとりまくって夫が不倫。超武道派女子なので不倫を突き止めて闘いまくったら、夫は殻にこもりました。これはまずいとカウンセリング、心理学を勉強し自分軸、女性性と向き合いつつも、お節介女子な私は旦那のお世話をやいてしまい、夫はドンドン天岩戸に潜っていきました。今は何をしても無視されています。
与えたい女子の私は、自分に集中できず過保護過干渉の親の元で育っているため、異様にお節介をやいてしまいます。
(母親との共依存に気がつき、今は親とは意識的に距離をとって反抗期しています)
先日根本先生のカウンセリングを受け「どちらかが病気になったり倒れないと変わらないんじゃない?」と言われた翌日、私にあやしい影がみつかり大学病院送りになりました。先生の予言が当たって怖い!というか病気になるの私なんかい!と思い、不安を夫に話しましたが相変わらず無視され悲しくて泣いてしまいました。
私はハードワーカーで自分に余裕がなかったこともあり、少し休もうと6月退職したのですが、旦那は扶養にいれてくれませんでした。
扶養、今回の病気、子どものこと……無視し続ける夫にハートブレイクした私は、自立しようと心に決めまた鎧をまとい完全に女性性を捨てようとしています。病気には1人で挑みシンママになる覚悟です。
ん?これでいいんだっけ??
そもそも私のなりたいビジョンはなんだ?
愛を受け取れるふんわり女子になりたかったんじゃなかったのか?パートナーシップを築きたいんじゃなかったのか?
などと考え直してはみるものの。
とりあえず、仕事をして、家を探して、このクズみたいな夫から離れたいと思ってしまいました。これは逆ギレ?
ビジョンとかけ離れた超自立女子になろうとしてしまう私に、方向性の修正方法を教えてください。
ご相談ありがとうございます。
頑張りまくりですね!笑
私は根本さんのお弟子でもありますが、メンタルコーチとしてコーチングをしているので、少しでもお力になれたら幸いです。
根本裕幸カウンセラーがブログや講座の中で使い始めた用語で、私もれっきとした自立系武闘派女子の1人です。自立系武闘派女子の中にも色々ジャンルがありますが、ここでは省略します。
こちらの記事に「自分が自立系武闘派女子か?」を判断できるチェック項目が記載されておりますので、チェックしてみてください。
ちなみに自立系武闘派女子だとちょっと長いので、「自武女」と略すことが多いです。
私のクライアントさんはほぼ100%自立系武闘派女子です…やはり類は友を呼ぶのでしょうか笑
身を委ねること。信じて委ねること。流れに身を任せること。コントロールを手放すこと。(何もしなくてもいいということではない)
「なるようになる」と思うことで、抵抗せずに起きたことを全て受け入れることでもあります。
自分に起きたことには意味、意義、価値があり、自分に必要なこととして受け止めることとも言えます。
他人軸との違いは、他人軸になっていたり、怖れや不安が強いと相手に疑いを持ってしまい、結果が悪いと相手を責めてしまいます。他人軸の時は信頼がなく、不安や怖れ、心配や期待がある時で、動けなくなることがあります。
なるようにしかならないよね〜と流されていくイメージですね。
Step2の自己承認まで完了すると、いわゆる「自己肯定感が高い」状態になります。
自己基盤についてはこちらの記事が詳しいです。
女性性と一口に言っても色々とアプローチはあるわけですが、今回触れたいのは「感情や感覚を信じてみようね」というところです。
自己基盤がしっかりしてきて自己肯定感が上がると
「私はどうしたいの?」
という問いに答えることができるようになってきます。
どうしても自己肯定感が低い時は、自分の「思考(男性性)」で物事を考えたり決めてしまったりしがちですが、自己肯定感が上がると「感情・感覚(女性性)」で物事を選んでいくことができるようになります。自分の感性を信じられる(=自己信頼できる)ようになるからですね。
ここまでくると、ビジョンを持てて、コミットメントできるようになるのです。
ビジョンとコミットメントについてはこちらの記事が詳しいです。
相談者さんの状況とご相談内容を拝見し、
というアプローチでアドバイスをしていきたいと思います。
当面は「サレンダー」を目指しましょう!根本さんのブログでサレンダーを検索しまくってください笑
相談文を拝見し、「とてもできる人」「なんでもやれてしまう人」「独りで頑張ってきた人」ということがよく伝わってきました。能力が高いだけにいくらでも頑張れてしまうわけですね。これは相談者さんの才能であり、価値なのですが、自分を追い込んでしまう要素でもあるんですよね。(だから自武女はタイヘン)
私もそんな人種なのでお気持ちよく分かります。
自己基盤については上で説明した通りですが、私が相談者さんとセッションをするとしたら以下のことを伺いたいと思います。
・与えたい私=過去の自分を助けたい私だとしたら?何か過去の自分に心当たりは?
・本当は悲しくて寂しくて、誰かに甘えたり頼ったりしたいんじゃないの?
・旦那さんとの関係が悪化したことを自分のせいにして責めていません?まだまだ足りない!という欠乏感に襲われていません?
・誰かに辛い!悲しい!寂しい!助けて!とSOS出せていますか?
自分の感情に蓋をして頑張りすぎです!!!!
一旦立ち止まって考えてみましょう。
私も過去、元夫に1年以上無視されていたことがあり、浮気や離婚宣告をされたこともありました。当時の私も、相談者さんのように「自分が変わらねば!」と息巻いて、コーチングやカウンセリングを受けたり、自分自身が心理学を学んだりして、一度は修復をしたんですよね。
自分自身の感情は封印し、気持ちを置き去りにして。
それでも頑張れてしまうので、やれることは全てひとりでやって、結局自分の押さえ込んでいた感情が爆発して「もう無理だー!やめよー!」と離婚したわけですが(笑)今思えば相手のことにばかり注力して、自分のことは置き去りにしていたなと思いますし、女性性を解放することができているようでできていなかったなと思っています。
自分の傷を癒して自己基盤を確立するためにも、女性性を解放するためにも必要なことは、
・自分のネガティブな感情に目を向け、そんな感情になっていてもいいのだと受容する
・自分は傷ついているし、悲しいのだ、寂しいのだ!夫に愛してもらいたいのだ!という気持ちがあって当然。できればそれを誰かに聞いてもらえるといいですよね、コーチでもカウンセラーでも、親友でも誰でもいいので
・夫に愛されない、扶養に入れてもらえない、無視される自分はダメなのだと思わない。とてもよく頑張ってきて、ひとりでなんでも乗り越えてこれてしまうくらいの才能をお持ちですし、価値がないなんてことは全くありません
・白旗あげていきましょう!助けを求めていきましょう!もう無理だー!って言いたくないと思いますが、自己開示しちゃいましょう
ここまできたら、感情や感覚を信頼して、身を任せていきましょう。
私はこう感じている。
私はこうしたい。
と頭で考えるのではなく、心で感じることです。そして「信頼」します。
信頼というのは「期待」とは異なり、あらゆる可能性を含めて「信じて頼る」ことで、思い通りにならない、裏切られる、期待通りにならないことも受け入れるということです。
「私はもうひとりで頑張りません。」
「私はもう戦いません。争いません。」
「私はみんなを信頼し、みんなと共に生きます。」
「私は人をアテにします。」
「私はすべてを委ねます。」
「私は流れに身を委ねます。」
「私は起きることのすべてをただ受け入れます。」
「私はありのままに相手を受け入れ、許します。」
「私はすべてを手放し、自由になります。」
「ゆったりと流れる川にただただ浮かんで流れていく」
「ゆったりと流れる雲の上にふわっと乗って風に流されていく」
「ぎゅっと握りしめていたものを手放して天に返す」
のようなイメージをしてみると、よりサレンダーの感覚が掴めると思います。(根本さんのブログより)
サレンダーできるようになってくると、自然と「私はどうしたい?」の答えが湧いてくると思います。その時にビジョンを持つことになりますね。
自分にどんな感情・願望があるのか、先に考えましょう。今の状況で思考的にビジョンを作ってはNGです。
ビジョンが決まると、自ずと答えは出てくると思います。
自分自身でじっくり考えて乗り越えていくのも良いと思いますし、カウンセラー、コーチやコンサルを一時的につけてコミットしていくと、相談者様自身も、そして周りの状況・環境も変化していきます。
ご相談いただきありがとうございました。
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