教師を辞めたい。でも辞める勇気が出ない。
教員なのに学校に行けなくなってしまった…どうしよう。
そんな方々の力になる記事です。
こんにちは、現役教員のウサ(@usab1og)です!
この記事を読むと、
などを知ることができます。
きっとこのページに訪れてくれた人は、常勤講師もしくは正規の教師として学校で働いている人で「常勤講師を辞めたい 」と思っている人だと思います。
私は、今でこそ私学で専任教諭として働いていますが、実は公立中学校の先生(常勤講師)を年度途中にたったの3ヶ月で辞めてしまったことがあるのです。
私は教員を辞めたいと思い始めたとき、ネットでたくさん検索をしました。
当時はあまり良い事が書かれておらず、自分は社会不適合者なのではないかとか、メンタルが弱すぎるのではないかと落ち込みましたが、今は学校を変えて教師として普通に働いていますので、教師を辞めたい人の助けになれたら幸いです。
あわせて読みたい
教員を辞めたいのに辞められない、言い出せないという方は、退職代行サービスのNEXTを利用するのがおすすめです。教員の退職サポートの実績豊富で相談無料なので、とりあえず相談してみることをおすすめします。価格も良心的。
常勤講師とは
常勤講師は、会社でいえば「契約社員」の立場ともいえます。
ただし、会社と違うのは、会社でいう「正社員」にあたる正規教員と全く同じ業務を行い、責任を問われ、同じように残業しなければいけません。
具体的には「担任」、「校務分掌」、「部活動」なども任せられるということになります。
おそらく教員になったことがない人にとっては、正規の教員と常勤講師の見分けはつかないと思います。
正規教諭と常勤講師は雇用形態は違うけれど、同じ給料で同じ仕事をするのじゃ!!
ちなみに、正規の教員も、常勤講師も辞め方は同じです。
常勤講師にもいろいろな種類がある
4月から年度末まで採用される1年契約の常勤講師
このパターンが一番多いです。このパターンで採用された場合は、単に学校に必要な教員の数を調整するために採用されていることが多いので優良な学校にも良くない学校にも配属される可能性があります。
産休、育休代替の臨時任用常勤講師
このパターンは年度途中で採用されて、産休や育休の先生が戻ってくるまでの契約ということが多いです。このパターンで採用された場合は、4月から採用される常勤講師と同様に、優良な学校にも良くない学校にも配属される可能性があります。
病休代替の臨時任用常勤講師
このパターンも年度途中で採用されて、病休の先生が戻ってくるまでの契約ということが多いです。 このパターンで採用された場合は、たいていその病休の先生は「精神系の病気」で病休を取られてい ることが多いため、あまり環境の良くない学校に配属される可能性が高いです。
ちなみに私は自治体からあまり学校の状況を教えてもらえず、よく分からないまま病休代替の常勤講師として勤務を開始してしまったのでした。配属された学校は、教員数が少なく(病休を取られている先生がたくさん所属している)、生徒たちは荒れ放題、教員総出で1分1秒たりとも監視を途切れさせない、そんな中学校でした。
私が常勤講師を辞めたときの流れ
まず簡単な経歴を話すと、大学卒業後私立高校で3年ほど勤務→結婚による転居で転職せざるを得ず国立大学職員(正規)になる→やはり教員になりたくて、正規の職員という安定をさっさと手放し、ちょうど募集のあった公立中学の常勤講師の求人に食いつくという形で常勤講師になりました。ちなみに、最初の私立高校教員だったときは毎日が充実していて、学校が好きで好きでたまらなかったくらいです。
今なら退職代行サービスの利用がオススメ
最近ネットで検索をしていたら「退職代行サービス」というものがあることを知りました。ネットや電話で契約完結できて、3万円くらい支払えば、職場との退職のやりとりをすることなくそのまま退職できてしまうそうです。
常勤講師を辞めたかった当時の私がこのサービスを知っていたら絶対に利用していたと思います・・・時代かな・・・。
それでは、常勤講師を辞めたときの流れを書いていきます。
1日休む
朝家を出ると、動悸が止まらないような状態になりました。
今思えば、原因は「初任校とのギャップ」だと思います。田舎の私立高校(偏差値高)→都会の公立中学校という順序で勤務してしまったがために、なにもかも初めてなのに経験者として扱われることに苦しんでいたのだと思います。あとは授業のペースや内容のギャップにも苦しみました。地味に方言にも。
最初のうちは学校について授業をしてしまえば動悸は治まったのですが、だんだん1日中動悸が止まらなくなるようになり、ある日とうとう休んでしまいました。教頭先生に電話をして、病院にいくということでお休みしました。
その日に心療内科に行き、診断書を貰う&学校に電話
お休みを頂いた日に、人生初の心療内科に行きました。保険のことを考えるとまずいかななんて思いつつ、まぁでも精神をすり減らすほうがまずいか・・・ということで診断してもらい、診断書を貰いました。そしてその旨を学校に連絡しました。
校長も教頭もよくある話ということで慣れているような対応。普通ならこのままやめる手続きに移行すると思うのですが、私の場合「やっと見つかった常勤講師」だったようで病休をとるように薦められました。1ヶ月取ってもよいとのことだったので、その診断書を提出して1ヶ月病休を取ることになりました。
病休終了の1週間前に再度心療内科に行き、診断書を貰う
1ヶ月間の病休中に「続けられるかなぁ~いやぁ無理だよな~」という気持ちがもうパンッパンに膨らみました。なので、申し訳ないけれど辞めさせてもらおうと思い、再度診断書を貰いに行きました。
再度教頭と校長に連絡し、診断書を提出
「続けられない」という旨を正直に述べ、辞める手続きに入りました。教頭と校長が本当にいい人たちで、すべて郵送で対応してくださいました。学校においてあった荷物も郵送で送っていただきました。申し訳なさでいっぱいでした。
教員を辞めたいのに辞められない、言い出せないという方は、退職代行サービスのNEXTを利用するのがおすすめです。教員の退職サポートの実績豊富で相談無料なので、とりあえず相談してみることをおすすめします。価格も良心的。
こちらの記事もオススメ
常勤講師を辞めたら教員採用試験に合格できないのか
そんなことはありません。もしかしたら常勤講師として採用されていた自治体の学校には採用されないかもしれませんが、特に影響はないと思います。現に私は合格をいただきました。(辞退して私立高校に勤めることにしましたが・・・)
常勤講師を辞めたいと思っている人へ
とりあえず、学期末まで頑張りましょう。どうしても無理なら、定期テスト終了までは頑張りましょう。その後は休んでいいです。そして辞めてもいいです。
わたしは「自分に合う学校」「自分に合わない学校」が存在すると思っています。誰がなんと言おうと、自分の精神が壊れたら一生働けません。辞めて、また教員になることだってできます。勇気を出して辞めるのも有りですよ。
教員を辞めたいのに辞められない、言い出せないという方は、退職代行サービスのNEXTを利用するのがおすすめです。教員の退職サポートの実績豊富で相談無料なので、とりあえず相談してみることをおすすめします。価格も良心的。
コメント