こんにちは、現役教員のウサ(@usab1og)です!
イギリス就労ビザのために、IELTS for UKVIを飯田橋にあるブリティッシュカウンシルで受験してきました。(2020年1月)IELTSは2014年頃に1度だけアカデミックモジュール(Academic)を受験したことがありますが、それ以来受験せずにいました。IELTS for UKVIを受験するのは初めてです。
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IELTS for UKVIとは?
IELTSは、日本英語検定協会が運営する公式IELTS(アイエルツ)と、ブリティッシュカウンシル(British Council)が運営するIELTS for UKVIの2種類です。
ブリテッシュカウンシルによると、
IELTS for UKVIは英国ビザ申請用のIELTS(アイエルツ)
“イギリスでの就学や就業を希望する方は、英国ビザ申請のために IELTS for UKVI(Academic/ General Training)やIELTS Life Skills など、イギリス内務省が認めた Secure English Language Tests(SELT)での英語能力の証明を求められることがあります。”
IELTS と IELTS for UKVI の違い
“IELTS (Academic/General Training)と IELTS for UKVI (Academic/General Training)のテスト形式に違いはありません。内容や形式、難易度、採点方法は全て同じです。IELTS for UKVIの成績証明書には、イギリス内務省が認可したテストセンターで受験したことが記載され、それが相違点になります。”
とのことです。
ちなみに、IELTSとIELTS for UKVIは受験料が異なり、
IELTSが25,380円、IELTS for UKVIが30,600円と少し割高です。
イギリス就労ビザ(Tier2)取得のためにIELTS for UKVIが必要
イギリスの就労ビザを取得するために、IELTS for UKVIでCEFR B1以上であることを証明しなければいけないため、今回の受験に至りました。IELTSでCEFR B1以上を示すというのは、Listening、Reading、Writing、Speaking全てのセクションでバンド4.0以上、Overall4.0を取得しなければいけません。
IELTSバンドスコアと他の検定試験との換算表
この表を見ると、IELTSのバンドスコア4.0は英検2級レベルであることがわかります。IELTS受験者の中では最下層の方なのではないかなというのが個人的な感想です。
CEFRについて
CEFR (Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment:外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠)
CEFRは、語学シラバスやカリキュラムの手引きの作成、学習指導教材の編集、外国語運用能力の評価のために、透明性が高く、分かりやすい、包括的な基盤を提供するものとして、20年以上にわたる研究を経て、2001年に欧州評議会が発表した。CEFRが示している6段階の共通参照レベルの記述は次のとおり。
熟練した |
C2 | 聞いたり読んだりした、ほぼ全てのものを容易に理解することができる。いろいろな話し言葉や書き言葉から得た情報をまとめ、根拠も論点も一貫した方法で再構築できる。自然に、流暢かつ正確に自己表現ができる。 |
C1 |
いろいろな種類の高度な内容のかなり長い文章を理解して、含意を把握できる。言葉を探しているという印象を与えずに、流暢に、また自然に自己表現ができる。社会生活を営むため、また学問上や職業上の目的で、言葉を柔軟かつ効果的に用いることができる。複雑な話題について明確で、しっかりとした構成の、詳細な文章を作ることができる。 | |
自立した |
B2 | 自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。 |
B1 |
仕事、学校、娯楽などで普段出会うような身近な話題について、標準的な話し方であれば、主要な点を理解できる。その言葉が話されている地域にいるときに起こりそうな、たいていの事態に対処することができる。身近な話題や個人的に関心のある話題について、筋の通った簡単な文章を作ることができる。 | |
基礎段階の |
A2 | ごく基本的な個人情報や家族情報、買い物、地元の地理、仕事など、直接的関係がある領域に関しては、文やよく使われる表現が理解できる。簡単で日常的な範囲なら、身近で日常の事柄について、単純で直接的な情報交換に応じることができる。 |
A1 |
具体的な欲求を満足させるための、よく使われる日常的表現と基本的な言い回しは理解し、用いることができる。自分や他人を紹介することができ、住んでいるところや、誰と知り合いであるか、持ち物などの個人的情報について、質問をしたり、答えたりすることができる。もし、相手がゆっくり、はっきりと話して、助けが得られるならば、簡単なやり取りをすることができる。 |
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IELTS for UKVI受験前日
住んでいる場所が東京近郊ではないため、前泊しました。宿泊したのは東京セントラルユースホステル です。
飯田橋駅直結、ブリティッシュカウンシルまで徒歩10分かからない立地。美味しい朝食バイキング付きで1泊3000円程度。広いお風呂あり。チェックアウト後も荷物を預かってくれるので、試験に必要のない荷物は全て預かってもらいました。普通のホテルに引けを取らないくらい清潔な館内で、また泊まりたいなと思えるホステルでした。
IELTS for UKVI受験当日
受付時間が早過ぎる
普通のIELTSもそうなのですが、受付時間が早過ぎる。なんと8時〜8時半。日頃の勤務開始時間と同じくらいなので全く苦ではありませんでしたが、検定試験の集合時間としては早すぎないか?と思います。
集合場所
集合場所は地下1階のBag Drop(荷物置き場)でした。部屋に入ると外国人スタッフが流暢な英語で「ペーパー受験?コンピューター受験?」と聞いてきたので、ペーパーですと答え、番号札をもらい、荷物にくくりつけました。
この番号札は同じ数字が縦に2つ並んで書いてあり、その間に切り取り線があります。荷物に番号札をくくりつけた後、切り取り線で札を切り取って、試験会場に自分の番号札を持っていきます。
スマホの電源を落としなさい、パスポート以外は何も持っていけないよなどの注意を英語で言われますが番号札を切り取って持っていきなさいとは言われないので注意してください。荷物置き場を出るときにトイレに行く人が多いです。絶対にこのタイミングで行くことをオススメします。
受験教室までの道のり
荷物置き場から指示通りに階段を上がると、身体検査を受けます。金属探知機のようなものを身体に当てられます。日本人スタッフだったと思うのですが、英語でやりとりをしなければいけなくてなんだか面白かったです。
その後、指紋を採取し、顔写真(証明書用)を撮られます。そしてパスポートを提示して受験モジュールの確認等をして、受験番号が書かれた席に着席します。
受験者の9割以上がアカデミック受験者
留学のためにIELTS for UKVIを受験している人が多いようで、100人くらいいた受験者のうちの90人くらいがアカデミックモジュール受験者でした。ジェネラル受験者は10人いるかいないかくらいです。(かなり寂しい感じでした)
受験教室の様子
受験教室はかなり大きいフロアで、長机の真ん中に仕切りがあり、たくさんのビデオカメラが設置されています。自分の席は、1番前の座席に置いてある座席表を見て確認し、自分で座ります。机の上には鉛筆3本、消しゴム、ペットボトルの水が置かれています。日本人が受験するものだとばかり思い込んでいましたが、外国籍の方もたくさん受験していました。
トイレに行きたくなるようなスケジュール
試験開始後は途中退室できません。Writing60分、Reading60分、Listening40分を一気に受けます。朝トイレに行ってその後何も飲まなくても、リスニングの時にはちょっとトイレに行きたいかな?と感じるくらいです。他のブログには途中退室される方がいるような記載がありましたが、私が受験した時は1人も途中退室される方はいませんでした。
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受験後の反省
私のIELTS対策
とりあえずビザ申請に必要なCFER B1レベルは特別勉強しなくてもクリアできるはず…と思っていたので、ケンブリッジの問題集を1冊買って、ひととおり解きました。
アカデミックモジュールは日本語の問題集がたくさんありますが、ジェネラルモジュールはほぼないのでこちらにしました。Writingの解答例がたくさんあるので、Writingの対策には最適でした。ReadingとListeningも形式に慣れることができるので、買って正解だったと思います。
とにかく全セクション4.0以上を目指せばよかったので、ReadingとListeningは全部に注力するというよりは、取れるところで取れるように時間配分を組み立てられるように勉強しました。(なんて偉そうに言えるほど勉強していませんが)
私の当日の手応え
WritingはTask1、Task2共に規定語数をきちんと上回ることができました。IELTSに限らずWritingはいかに具体的に、設定を細かく書くかが大事なので、Task1のレターは自分でかなり妄想して書きました。Task2はとにかく論理的に理由を具体的に述べていく、という感じで・・・。
Task1は自分が乗りたい飛行機に乗れなかった理由と航空会社に要求したいことを踏まえて手紙を書きなさいという題だったので「私はビジネスで札幌から羽田で乗り継いで那覇にいく予定だったが、札幌からの便が大幅に遅延して羽田からの便に乗れなかった。そのせいで大事なアポイントメントを全てリスケジュールした、ホテルもキャンセルした、大幅に予定が狂って帰りの便も取りなおさなければ行けなくなった。ホテル代、航空券の差額を出して欲しい。」というような内容を書きました。
Writingの手応えとしては、まぁやれることはやった。という感じです。
ReadingはもうTask1,2に時間をかけて、Task3は飛ばし読みでやればいいやというスタンスでいたので、Task1,2にたっぷり時間をかけました。Task1は全問正解の自信あり。Task2はまぁまぁかな。Task3は記号問題があっているかなくらいの手応えでした。
ListeningもReadingと同様、聴きやすいところで取ることを意識していましたが、後半はトイレに行きたくなったのもあり、全然集中できませんでした。全問ミスっててもおかしくないかも?!と思ったくらいです。笑
SpeakingはPart1のPersonal Questionは基本3文以上で話すことを意識して、それなりに答えました。Part2は映画についてのスピーチでした。面接官に止められるまで話しましたが、入れなければいけない情報3つのうち2つにしか触れていません。Part3は英語が出てこないというよりは、日本語でも説明に悩むような質問が多く、ところどころ詰まってしまい、全然ダメ。というダメダメな手応えでした。
私のスコア結果
Listening:5.5、Reading:5.5、Writing:6.0、Speaking:5.5でOverall:5.5でした。
大したことないスコアなので恥ずかしいですが、まぁこんなものかなという感じです。英検は準1級までしか持っていないですし、TOEICのスコアも750くらいなので、妥当なスコアです。Speakingはかなり低いかなぁ〜と思いましたが、意外と高くついて驚いています。
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IELTSに特化しているのが意外とありがたくて、IELTSのちょっと特殊なSpeakingテストの練習に関しては非常に効果があったと思いました。
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