数学の力を伸ばしたいけど、市販の参考書や問題集で何か良いものないかな〜
子供の成績が思わしくないから、何か良い数学の参考書や問題集はないかしら。
現役の高校数学教師が、そんな疑問にお答えします。
こんにちは、現役教員のウサ(@usab1og)です!
この記事では、
について詳しく解説します。
私は、高校数学教員歴7年、学生時代の家庭教師経験を含めると、教職歴10年以上です。
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模試の偏差値によって選ぶべき教材が変わる
目安にすると良いのが、ベネッセの進研模試もしくはスタディーサポートですが、全ての方が受けているとは限らないので、自分の学校で受けている模試の偏差値を確認してみましょう。
偏差値は平均点を偏差値50としていて、
- 50よりも高ければ平均よりも学力が高い
- 50も低ければ平均よりも学力が低い
ということになります。
偏差値50に満たない生徒の場合、教科書レベルの問題を理解できていないと言えます。そのため、教科書レベルの問題をきちんと仕上げるための問題集から手をつけるのがオススメです。
偏差値50を超えている生徒の場合、教科書レベルの問題は理解できているので、応用問題や複合問題に慣れ、解法の方針を建てられるようになることが必要ですので、それを実現できるような問題集がオススメです。
自分の学力に見合わない問題集を買うのは、本当に全く意味がないです。
学力が低い人ほど、見栄を張って内容の難しい問題集を買いたがりますが、かえって逆効果です。
偏差値50未満の方にオススメの参考書・問題集など
数学をひとつひとつわかりやすくシリーズ
たくさんの基本問題を集めた問題集をみてきましたが、こちらが1番いい問題集です。
教科書に載っているレベルを80〜100%をカバーしています。(学校が扱っている教科書の難易度による)
Ⅰ、A、Ⅱ、B、Ⅲのそれぞれで本が分かれているので、1冊あたりの厚みは薄めです。
例や解説はかなりやさしく丁寧で、予習にも復習にも最適です。
こちらの本で学習をしてから、教科書傍用問題集(学校で配られているもの)で学習を進めるといいと思います。
やさしい高校数学シリーズ
こちらは問題集というより参考書。「読み物」としてオススメです。
特に、教科書を読んでも理解できない生徒さんにオススメで、やさしい日本語で解説してくれている本です。
この1冊にⅠAもしくはⅡB、Ⅲの内容を詰め込んでいるので厚さは結構ありますが、自分のクラスの後ろの本棚に置いておいたら、数学の参考書の中で1番貸し出し率が高かったので、読みやすいのだと思っています。
チャート式 基礎と演習(白チャート)
高校数学参考書の定番、チャート式です。
受験対策用としては黄か青チャートを使用しますが、基礎の予習復習については白チャートがオススメです。
チャート式の良いところは、
- 問題が厳選されている
- 解説が丁寧である
- 類題が豊富である
ことが挙げられます。ですのでそこそこな厚みがあります。笑
参考までに、チャート式の難易度は、白<黄<青<赤です。
チャート式はカバーしているレベルが高く、トップの進学校の生徒でも黄か青を使用するのが一般的です。赤は東大京大東工大レベルの生徒が使用します。
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通信教育を利用するなら進研ゼミがオススメ
通信教育といえば、進研ゼミかZ会の通信教育ですが、偏差値50未満の場合は進研ゼミがオススメです。複数の教科を視覚的に満遍なく学ぶことができます。
こちらの記事で、進研ゼミとZ会の通信教育を比較しているので気になる方は読んでみてください。
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偏差値50以上の方にオススメの参考書・問題集など
スバラシクよくわかると評判の合格!数学シリーズ
こちらは、馬場先生の本ですが、高校数学・大学数学に関してはど定番の参考書ですね。
数学教育関係者で知らない人はいないのではないでしょうか?
見た目はちょっと古めかしいかもしれませんが、解説がスバラシクわかりやすい!
塾にも置かれているような書籍です。
問題集バージョンもありますが、参考書だけで十分だと思います。
チャート式シリーズ
チャート式シリーズは、上の偏差値50未満の生徒にもオススメしましたが、数学の参考書・問題集の中では定番中の定番です。
標準問題から応用問題までカバーされています。
チャート式の良さは1冊で全てのレベルをカバーできるところであると思います。
解説はかなり丁寧なので、独学にも最適です。
偏差値50〜60の方にオススメなのは黄色のチャート式です。
偏差値60〜70の方にオススメなのは青色のチャート式です。
偏差値70以上の方にオススメなのは赤色のチャート式です。
以前書店で、高校生の親子が青チャートに書かれている「基礎からの」という文言を見て、「これ基礎だって!」と言いながらお買い上げしているのを見ました。
いや、全然、全く、基礎ではない・・・なんで「基礎からの」を入れたんだ!笑
受験レベルから見たら、受験基礎〜応用の問題が掲載されているので、そういう意味なんだと思いますが。笑
スタンダード数学シリーズ
こちらも数研出版の問題集で、標準から〜難関大学の入試問題までをカバーしています。
チャート式と違って、解説自体はそんなに丁寧ではありませんが、逆に解説に頼らずに勉強できるという点で力を発揮する問題集です。
数学が伸びない人あるあるなのですが、
わからない!→すぐに解説を見る→わかった気になって終わり
だと伸びないんです。
自分の頭で考えてから解説を見る→解説を見ながら解く→もう1度解説を見ないで問題を解けるようになるまで練習する
のが大切です。
なので、進学校では丁寧な解説がない数学の問題集(数研出版は答えのみが載っているものが多い)を好むことが多いです。
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通信教育を利用するならZ会の通信教育がオススメ
通信教育といえば、進研ゼミかZ会の通信教育ですが、偏差値50以上の場合はZ会の通信教育がオススメです。必要な教科を集中的に学ぶことができます。
また、東大京大の特化コースもあり、偏差値70越えの生徒さんにも満足いただける内容です。
こちらの記事で、進研ゼミとZ会の通信教育を比較しているので気になる方は読んでみてください。
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通信教育は数学の力を伸ばすのに最適な教材
最近はオンライン教材が伸びている
最近はオンライン教材が伸びており、タブレット本体価格を合わせてもかなり安いです。
私が実際に使ったことがあるオンライン教材のみをこちらで紹介しています。
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