中学生・高校生の子供に自宅学習用の教材を買わせたいけれど、どれを選んだらいいのか分からないなぁ。
現役高校教師が、中学生・高校生におすすめの自宅学習教材をご紹介します。
こんにちは、現役教員のウサ(@usab1og)です!
この記事では、自宅学習教材を2つの視点で評価しています。
自宅学習教材は大きく分けて3種類
自宅学習教材は大きく分けて3種類に分類されます。
そのメリットとデメリットも合わせてご紹介します。
書籍
最もスタンダードな自宅学習教材です。
学校で買った本や、市販の本が該当します。
メリット
- コストがかからない(安い)
- 自分で教材の中身を見て選ぶことができる
- 自分で理解しなければいけないので、読解力が身につく
デメリット
- 分からないところがあったときに質問しにくい
- 読解力がないと、解説を理解できない
- 自分で教材を選ぶ力がないと、自分の力に合わない教材を買ってしまって続かなくなる
- 単純に継続が難しい
おすすめ書籍
今回の記事では書籍は紹介しませんが、以下の記事で数学学習のおすすめ書籍と英検学習のおすすめ書籍を紹介しています。
通信教材
こちらは昔からあるスタイルの教材で、有名なところだと進研ゼミやZ会の通信教育が該当します。
メリット
- 手で書いたものを添削してくれるので、かなりきめ細かく指導を受けられる
- 特に理系科目は通信教育が最適で、手書きで解答を書くスタイルなので論理的に解答を作る技術を身につけることができる
- 文字や文章でおかしな部分があった場合に指摘してもらえる(受験の作文・小論文などで有利)
- オンライン提出できるものが増えてきた
デメリット
- 郵送での提出の場合もある
- かなりきめ細かい代わりに人件費がかかっているので、価格は少し高め
- 郵送での提出の場合、タイムラグが発生する
オンライン教材
こちらは最近伸びてきた教材で、有名なところだと、スタディサプリ、Z会アステリア、スタディサプリなどがあります。
メリット
- 授業動画を見て学習を進めるスタイルのものが多く、何度も授業動画を見ることができるので予習復習しやすい
- ゲーム感覚で進められるようにしているものが多く、継続しやすい
- 人件費がかかっていないので、価格が安い
- タブレットとネット環境さえあればどこでも受講できる
デメリット
- 通信教育のような添削を受けることはできない(Z会アステリアはできる)
- 手で書かせるものが少なく、ゲームのように選択肢を選ぶものが多いので、理系科目には向かない
- 怠けがちな子供だと、いくらでも怠けられる(適当に進められる)
現役教員おすすめの自宅学習教材
個人的には、通信教材・オンライン教材ともにZ会が最強です。
私自身がZ会の通信教材もオンライン教材も実際に利用しているということもあるのですが、自宅学習教材で最強なのはZ会の教材です。
Z会はかなり昔から、通信教育に特化していた会社で、進研ゼミよりも充実したコンテンツで優秀な中学生・高校生から支持を得ています。
とにかく、通信教材もオンライン教材も、「手で書く」ことを大切にしていて、他の自宅学習教材に差をつけており、オンライン教材の難点である「添削できない」こともZ会だけはクリアしています。
Z会の教材も他の教材も、実際に自分が家庭教師や教員として働いている中で使ったことがあるものだけを紹介しています。
教員としてさまざまな教材に触れる機会が多いので、その経験を生かしてご紹介していきます!
Z会の通信教育
内容
Z会の通信教材の内容は、
タブレットなのに、手で書いたものを添削してもらえるというのが最大の強みだと思います。これは他の自宅学習教材にはできないことで、Z会だからできることだと思います。
私は高校時代にZ会の紙媒体の通信教育を受け、社会人になってからこちらのサービスを利用しています。高校教員でも満足できるコンテンツですので、かなり充実した内容ですし、難しすぎるということもありません。一人ひとりに合わせた内容になっています。
郵送の手間がないので、自分のペースでこなすことができ、継続しやすいです。
特に数学がオススメですよ!!!解答添削の細やかさはZ会でしか実現できません。私が受けても、「あ〜そうそう、そういう指摘が欲しかった」という添削が入ります。
こちらの記事の中でも詳しく説明しています。
価格
タブレットの価格込みで、
中学生:1科目4,000円〜、5科目8,000円〜です。
中高一貫生コースも同じ価格帯です。
学年やとりたい科目によって異なるので公式HPでシミュレーションができるようになっています。
高校生:1科目4,500円〜で、小論文などの講座もあり、
学年や取りたい科目によって異なるので、こちらも公式HPでシミュレーションしてみてください。
Z会Asteria (2021/2から英語に特化)
内容
Z会アステリアはZ会のオンライン教材です。
これまでは、探求講座・英語4技能講座・数学体系講座の3つの講座があり、私は英語と数学をとって学んでいたのですが、英語以外の2講座は2021年1月で終了(悲しい)します。
2021年2月から英語4技能により特化した講座に生まれ変わります。
こちら本当にオススメです。
実際に使用している私が自信を持ってお勧めします。
Z会アステリアの内容は、
上で書いたZ会の通信教材にも英語があるのですが、実は上の通信教材の講座選択の時にZ会アステリアの英語を選ぶこともできるようになっています。
もちろん、Z会アステリア単独で英語のみを学習するということも可能です。
私は英検準1級、TOEIC735、IELTS6.0を取得していますが、その私でも満足できるコンテンツです。
学習者に合わせて難易度が変わる機能があるので、誰が使っても易しすぎず、難しすぎず、継続しやすいと思います。
あまりの良さにZ会アステリアは単独で記事を書いています。よろしければこちらも参考にしてみてください。
価格
タブレットの価格込みで、
月額2,500円程度です。(支払い回数による)
非常に安いです。詳細は、Z会アステリアの公式サイトで確認してみてください。
Z会が展開するオンライン塾「大学受験ディアロオンライン」もお勧め!
推薦入試の対策に最適です。
進研ゼミ
進研ゼミはCMでも有名ですが、Benesseが昔から展開している通信教材です。
こちらの記事の中でも詳しく説明しています。
内容
進研ゼミの内容は、
良くも悪くも、万人が利用しやすい教材となっているので、難関高校や難関大学を目指す生徒には適していませんが、逆に学習が好きではない生徒にはZ会よりも合うかもしれません。
価格
中学生:月額約6,000円〜
学年やコースによって月額が変わりますので、公式HPでご確認ください。
高校生:1科目月額6,100円〜
こちらも学年やコースによって月額が変わりますので、公式HPでご確認ください。
スタディサプリ
スタディサプリは、動画視聴型のオンライン教材です。
内容
スタディサプリの内容は、
こちらは前任校で導入していましたが、「自分で学習を進めることができる生徒」向きの教材です。
自分で動画を見て、自主的にドリルを受けていくものになるので、自主的に勉強に取り組むことができる偏差値50〜55以上くらい(中の上よりも上)くらいの生徒が使うと効果的な教材です。
学力が低い生徒は、自力で進めるのが厳しいと思います。
そうなると、月額2000円といえど、ドブに捨てることになるので、お子様の学力を見て決めるといいと思います。
価格
Z会の通信教育や、進研ゼミとは異なり、通信添削のサービスがないので、その分月額は安いです。
中学生・高校生ともに、月額約2,000円です。
詳細は公式サイトで確認してください。
今なら14日間の無料体験を受けることができます。
すらら
すららは発達障害のお子様に合ったオンライン教材です。
前任校ですららを使った学習サポートを行っていましたが、生徒が軒並み成績アップしました。
発達障害のお子様に一度は利用させて欲しい教材です。
ひとまず気になったものは資料請求して吟味するのが大切
教材には合う合わないがあるので、まずは資料請求して、比較してから申し込むのが大事だと思います。
個人的には、教材に月額を払うのであれば、添削サービスがある教材がいいと思います。
なぜなら動画視聴型の教材は、市販のテキストを買って、Youtubeで授業動画を視聴した方が安上がりなのでは?と思ってしまうので・・・。
ちょうどオンライン教材が伸びている最中で、今が最も安く契約できる時期だと思いますので、ぜひ検討してみてくださいね。
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