人の心の成長プロセスは「依存→自立→相互依存」である。

スポンサーリンク
心理学
ウサ
ウサ

こんにちは、ウサ(@usab1og)です!

私は教員ですが、半年後からカウンセラーとしての活動も始めます。そのために、カウンセラーの根本裕幸さんのお弟子さん制度4期に参加することになりました。

その宿題で、心理学の基礎について、テキストと動画で勉強してこい!とのことだったので、今日からアウトプットのために記事にしていきます。

私たち人間の心は、

依存→自立→相互依存

というプロセスを経て、成長していきます。

 

人が何か心に問題を抱えるとき、そのほとんどが

依存の問題もしくは自立の問題

として分析することができて、

 

依存のステージにいる人は自立のステージへ

自立のステージにいる人は相互依存のステージへ

 

上がるようにしていくことが、問題を解決していく方向性となります。

スポンサーリンク

依存のステージ

自分では何もできない状態

誰かになんとかしてもらいたい!という状態です。

大体、何かを始めるときはこの依存の状態からスタートします。

例えば、

人間を始める→赤ちゃんは自分では何もできないので、お母さんにお世話をしてもらう。

習い事を始める→最初は何もわからないので、先生の指示に従う。

仕事を始める→新入社員は仕事内容、会社のルールなどがわからないので、先輩に仕事を教えてもらう。

という感じです。

つまり、「主導権を誰かに明け渡している状態」であり、「相手次第」になってしまい、自分ではどうしたらいいかわからないという状態でもあります。

受け取りたいけど受け取れない、自分には与えることはできないという状態

依存状態の人は「自分には何もない」と思っているため、「相手に与えられるものが何もない」と感じます。

例えば、パートナーやお世話になった人に対して、

「私が与えるものなんてどうせ喜んでもらえないや。」

「自分が与えるものには価値がないよ。」

という気持ちが出てきてしまい、与えることができないのです。

逆に、受け取ることができるかというと、怖れや不安、無価値観などにより、

いくら与えられてもまだ足りない

という状態になり、どんどん求めてしまいます。(これが不満感でもある)

ウサ
ウサ

私が年下の元彼に対して、依存していた時に、

なんで●●してくれないの?!と

何度も詰め寄りました。

いくら与えてもらっても満足できない、不満感。

まさにこれです。。。

不安や怖れの感情が強く、無価値観、孤立への怖れ、不満、罪悪感、怒りなどのネガティブな感情が非常に強くなるので、感情に振り回されるようになります。

自分に自信がない状態になり、自分の欲を相手に要求するだけの状態になります。

ウサ
ウサ

離婚した元夫に浮気されたこともあり、元彼が歳下だったこともあり、

また浮気されるのではないか?

若い女の方がいいのではないか?

大切にされてないのではないか?

と毎日疑心暗鬼でした。

愛されている証拠が欲しくて、求めすぎていた記憶。

まさに当時の私の状態。

そして、自分の欲がどんどん変化していきます。

例えば、最初は

ウサ
ウサ

会いにきてー!

だった気持ちが

ウサ
ウサ

なんで会ってくれないの?

ウサ
ウサ

どうせ私なんかと会いたくないんだよね

に変化し、自分は自己嫌悪。

ウサ
ウサ

こんなんじゃダメだ

でも自分には自信がないから、相手に求めるしかなくなる。

という悪循環に陥ります。

被害者意識が強くなる

依存が強いと、不満感が強くなり、相手を責めることになります。

ウサ
ウサ

きちんと〜〜すべきでしょ!

ウサ
ウサ

なんで〜〜してくれないの?

と自分のルールを正論にして、相手を加害者扱いしてしまうようになります。

周りに振り回される他人軸の状態

依存ステージの最大の問題です。

「自分がいない」状態なので、相手の意向にどんどん振り回されていきます。

例えば、彼氏に嫌われたくないから、彼氏に必死に合わせたり、なんでも言うことを聞いたり、いやだけど我慢をしたりといった行動をするようになります。

ウサ
ウサ

年下の元彼と付き合っていた時、まさにこれでした。元彼に頼まれたことはなんでもして、自分の欲が満たされなくても我慢に我慢を重ねました。貢いだ。

他人軸の状態だと、相手に

執着したり

癒着したり

共依存になったり

してしまいます。

ウサ
ウサ

年下の元彼に対する執着がずっと消えなくて本当に大変だった。今はもう手放したけれど、いまだに元彼の情報は目と耳に入らないようにしています。

依存ステージはとても辛い

依存ステージは「傷ついた女性性の時代」とも言われます。

  • 相手に振り回される
  • 不安がつきまとう
  • 満たされることがない
  • 必要とされる感覚もない
  • 自分の存在価値が感じられない

この辛さから脱出するために、

ウサ
ウサ

もう他人に頼ることはやめるわ

と感じるようになり、自立ステージに進みます。

ウサ
ウサ

私のコーチングを受けたい方募集中です!

スポンサーリンク

自立のステージ

自立にはポジティブな自立とネガティブな自立がありますが、

ポジティブな自立→自分でなんとか頑張りたい!というような、前向きな思いを伴う自立

ネガティブな自立→誰も当てにならないから自分が頑張らねば、依存は辛いから独りでやらなければ、というような依存を抑圧している自立

依存ステージから自立ステージに上がってくる人は大抵「ネガティブな自立」です。

ここではネガティブな自立について解説をします。

誰にも頼らず、独りで生きていくというスタンスを目指す状態

依存ステージで傷ついた分だけ、自立は強くなります。

ウサ
ウサ

もう2度とあんな苦しい思いはしたくない

と言う感じで、怒りを使って自立している状態です。

最初は期待するが自分の守りに入る

自立したての頃は、まだ依存心が強く残っています。それが期待を生みます。

例えば、

ウサ
ウサ

今度の休日に会いたいって連絡がくるかなぁ

連絡がこない。

ウサ
ウサ

なんで連絡をしてくれないの?(依存心)

ウサ
ウサ

でももうこれを言っても仕方ないから我慢しよう。

この気持ちはわかってもらえないものなんだ。

となり、自分が傷つかないようにマイルールを作って自分を守り始めます。

ウサ
ウサ

私の場合は、大好きだった年下の元彼に依存していたため、かなり辛い思いをして別れたのですが、その元彼とはSNSやオンラインゲームで交流することが多かったので、

「もう今後はSNSは見ない」

「もう一切オンラインゲームはやらない」

「共通の友人とは連絡を取らない」

「もう年下は嫌だ」

など、二度と傷つきたくないのでいろんなルールや観念を作りました。

競争しがちな状態

何が間違っていて、何が正しいのか、または善悪に非常にこだわるようになります。

また、正しさや勝ち負けにこだわり、相手をコテンパンにするようになります。

競争に負けると、依存ステージに落ちてしまい、また傷つかなければいけなくなるので、自立ステージにいる人は絶対に負けることができません。

こうなった時、謝罪(ごめんなさい)が言えなくなったり、自分が悪いと思ったら逃げたり逆ギレしたりします。(自己防衛的に)

もはや攻撃力はMAXの状態で、正論で責めるようになります。

ウサ
ウサ

年下の元彼と別れる直前、私はまさにこの状態でした。

正論で責めるなと何度言われたことか・・・。

ネガティブな感情を抑え込むために「思考」を多用するようになります。いわゆる理論武装です。

相手を攻撃したり、否定して、自分の優位性を保とうとします。

自立ステージにいると起こりうる状態

抑圧

私たちは「怒り」で感情を抑圧します。

するとどんどん感情が麻痺していきます。

そのため、自立ステージにいる人は「怒り」を溜め込んでいる状態であると言えます。

燃え尽き症候群

誰かに頼ってもだめ、独りで頑張ってもダメ、ということから、全くやる気が出なくなってしまった状態。

感情は完全に麻痺して何も感じられない状態。

デッドゾーン

抑圧の果てにたどり着く、なんの感情も感じられない領域です。

絶望、無気力感、無意味感などから「生きている意味を感じられない」という心理状態になり、死にたいと思う人も出てくるような状態。

パートナーシップの例

夫婦喧嘩を繰り返す

→喧嘩がしんどい

→そのうち相手が空気のようになる

→なぜ相手と一緒にいるのかわからなくなる

→離婚を考える

ウサ
ウサ

これ、まさに私です。

私は夫婦喧嘩というよりは、夫にひたすら無視をされても歩み寄ろうとしていましたが、それに疲れてしまい、そこから家庭内別居→相手と一緒にいる意味がわからない→離婚を考える→離婚という流れでした。

あの時は生きた心地がしなかったです。

仕事の例

仕事をしていくうちに自分のやり方を見つける。(この方が効率的・このやり方は古いなど)

→上司の考え方は古い

→上司や会社に反旗を翻しているような状態になる

(実際に戦うかどうかは別で、内面で戦っている場合もある)

→結局行っても無駄だし、上司も会社も変わらないしと諦める

→もうやめよう、こんなところにいても意味ないし

→退職・転職を考える

ウサ
ウサ

これもまさに私です。

前任校で、全く同じようなことが起きた上、お局に嫌がらせされたので、さっさと転職しました。

自立の依存の問題

ややこしいですが、依存心を強く抑圧して自立している状態のことを自立の依存といいます。

この状態だと、何かの拍子に依存心(大抵は不平不満)が顔を出します。

仕事だったら、

ウサ
ウサ

これだけ頑張っているんだから私のことを認めてよ!

みたいな感じです。

自分自身を押し殺してコントロールしている状態なので、相手のことも思い通りにしたいと思ってしまいます。

自分が感情を抑圧しているので、感情的な人が苦手になったり、また、恋愛で主導権を握ると、相手をテストしたりコントロールしようとします。

ウサ
ウサ

これもよくやったわ

自立の自立の問題

感情が完全に麻痺してしまって、何も感じられない状態のことを「自立の自立」といいます。

人の気持ちがわからなくなり、ただ思考だけで行動する状態です。

誰のことも信頼できず、常に孤立し、独りで頑張っている状態で、誰にも助けさせません。

独りで生きているという感覚になるため、物や気持ちを絶対に受け取らないという状態になります。(受け取ると依存心が出てしまうので)

一見自分軸に見える状態ですが、背後に依存を隠している状態なので、実は「他人軸」の状態です。自立して心と身体が分離しており、「感情を感じているので意識まで伝達されない」状態にです。

「傷ついた男性性の時代」とも言われます。

ウサ
ウサ

私のコーチングを受けたい方募集中です!

スポンサーリンク

相互依存のステージ

自立ステージを抜けて、WIN-WINの関係性を手に入れるステージです。

依存時代の苦しみを手放して、独りで頑張ることを手放して、やっと到達します。

自立ステージの行き着く先は「自給自足」か「出家」

前向きな気持ちから、自給自足をしたり出家することはOKですが、ネガティブな気持ちから自給自足や出家を目指してしまうのが自立ステージの人です。

ウサ
ウサ

私も今人生で初めて恋愛をしていない「修行僧期間」ですが、これはイギリスがロックダウンしていて出会いがあまりにもないため、仕方なくそうしています。

これは、ネガティブ?笑

こういった状態から、「相互依存」ステージに上がることで、相手とお互いに認め合う関係性を手に入れることができます。

自分軸が確立されている

相互依存ステージでやっと自分軸が確立されます。

自分が持っているものを与えることもできるし、相手が持っているものを受け取ることができるようになり、尊敬し合うことができます。

男性性と女性性のバランスが取れている

依存ステージは、女性性に偏っていて、自分では何もできないと思い、自立に抵抗があります。

自立ステージは、男性性に偏っていて、依存時代の傷もあることから、対等性に抵抗があります。

これらを乗り越えて、男性性と女性性のバランスが取れた「相互依存」の関係があります。

1+1≧2となっていることに喜びを感じる

依存ステージは、愛を受け取れない状態です。

自立ステージは、愛を与えているつもりが与えられていません。

相互依存ステージでは、愛を与え合う関係性を作ることができます。

本当の意味での話し合いができるようになる

依存ステージは、話し合うといいながら「私のニーズを聞いて」と思っています。

自立ステージは、「私のいうことを聞け」と思っています。

相互依存ステージでようやく、対等な話し合いができるようになります。

スポンサーリンク

私はまだ相互依存にたどり着いていないかも

ここまで学んで、私はまだ相互依存の関係を経験したことがないと感じました。

自立どまり、というか、今も自立ステージでダンスしています。笑

ウサ
ウサ

まずは自分が相互依存にたどりつきたいです

この記事を書いた人

女性の夢実現メンタルコーチとして活動中。
20代で結婚離婚を経験。毒親・虚言癖・学歴コンプレックス・恋愛依存に悩んできた経験あり。でも今は自己肯定感が上がり、人生の目標もできて、とても幸せに生活しています。
ゼオスキン愛用者、ダイエッター。

■詳しいプロフィールはコチラ
■初訪問の方へ:最初に読んでほしい10記事
■お問い合わせはコチラ

ウサをフォローする
心理学女性の悩み
スポンサーリンク
スポンサーリンク
ウサヘルス

コメント

タイトルとURLをコピーしました