離婚したアラサーに、友達の結婚出産を喜べというのは酷な話だ。

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女性の悩み
ウサ
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ウサ(@usab1og)です。

私は2019年12月、29歳になる直前に離婚しました。

この記事は批判が来ることを覚悟して書いている。

元夫と離婚して1年、私は30歳になった。

元夫とは高校生の時から8年付き合って結婚し、たったの3年で離婚した。

長年付き合って結婚したので、当然「普通に」結婚生活が続いて、「普通に」子供を産んで、「普通に」幸せな家庭を築くものだと思っていた。

私と元夫の関係は、あっという間に崩れ去り、元夫から離婚宣告をされ、2年ほど悩んだ挙句、自分で離婚を決断して離婚した。

離婚した直後は、もう悩まなくていいんだという気持ちとともに、自分は「普通の人生」というレールから大きく外れた人生を歩み出したような気がした。

ウサ
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「普通の」「当たり前の」人生を歩みたかった

当時も、今も、やはり「普通の」「当たり前の」人生を歩みたかったと思っている。

恋愛をして、プロポーズされて、入籍して、結婚披露宴をして、新婚旅行をして、子供を産んで、育てて、家族旅行をして、友達の家族とお出かけをして、

というのが私の中での「普通の」「当たり前の」人生だった。

 

離婚

 

という文字は私の中の「普通の」「当たり前の」人生には存在していなかったし、

まさか自分が

と思っていた。自分には無縁の言葉だと思っていた。

 

離婚騒動の最中に、自分が不妊であることも判明し、

 

出産できない

結婚生活を続けられない

 

当時はそんな自分に嫌気が差しまくっていた。

 

もちろん、

いやいや「普通の」「当たり前の」人生なんてないでしょ。

と言われることも分かっているけれど、

でも日本国民の半分以上はその人生のレールに乗っているような気がしてしまう。

そのレールから自分が脱線したような感覚なのである。

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フォローされるのが辛い

30歳で独身、というと「結婚しないの?」と聞かれる。

30歳で結婚歴がない人なんてゴマンといるから、普通の質問だと思うし、

「既に1回結婚して、離婚してバツイチなんですよ。」

なんて笑いながら返事をするけれど、

 

正直すごく複雑だ。

 

そうやって答えると、

「あ・・・ごめんね。」「人生経験豊富だね。」

と返事が返ってくるけれど、気を遣われても遣われなくてもなんだか心が痛い。

 

離婚したことを知っている人からは、

「まだ30歳なんだから次があるよ〜」

なんて言われるけれど、フォローを入れられること自体が辛い。

 

わかっている。

自分でも、バツイチ30歳はまだまだやり直せるって。

やり直そうと思っているし、出産もできればしたい。

 

でも、なぜかわからないけれど、

他人からのフォローがすこぶる辛いのだ。

ウサ
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友達の結婚・出産を喜べない

離婚して1年経って、だいぶ「慣れてきた」けれど、

 

ごめんなさい。

 

友達の結婚と出産を喜べません

 

悔しいんだよね。

自分が幸せな結婚生活を送れなかったことが。

 

悲しいんだよね。

自分が不妊だとわかって、高額な不妊治療を1年続けたのに出産に至らなかったことが。

 

本当に自分はクソだと思ったけれど、

なぜご祝儀やお祝いを渡さなければいけないのだろう

とまで思っていた時期もある。

 

わかっている。

私だってまた再婚して出産するかもしれないことは。

自分もその可能性にかけている。

 

でもそれとこれとは話が別なのだ。

 

離婚の痛みを忘れたくて、超年下の彼氏との恋愛に溺れていた時も、

誰が結婚した、とか、出産した、とか

マジで知りたくなかった。

 

Twitterでも、Facebookでも、Instagramでも、

リアルな友達と繋がっているものは、結婚・出産・育児の投稿で溢れている。

 

LINEも、久しぶりに連絡が来たと思えば、結婚・出産報告だったりする。

 

めでたい。めでたいよ。

幸せそうで本当によかった。

 

でも、ごめん、

私は知りたくないんだ。

できることなら、

おめでとうも言いたくないんだ

 

SNSのそういう投稿は今でも意識的に見るのを避けている。

 

「気を遣ってくれよ」

 

なんて気持ちにもなるけれど、

自分が再婚して出産したら、誰かしらに報告するだろうし、

気を遣うものでもないから、自分が避けるしかないんだろうなぁ。

 

自分から離婚を決断したので、こういう気持ちにはならないと思っていたけれど、

意外と時間が経つほど心にくることが多い。

慣れるけれど。

 

親友に言ったら怒られそうだけれど、

私は親友たちの子供の名前を1人も覚えていない。

わざとそうしているわけではないのだが、なぜか覚えられない。

いつもLINEのやりとりをみて、名前を思い出しているのに、忘れてしまう。

それくらいそういう情報を無意識に避けているんだと思う。

本当にごめん、と思うけれど、まあ・・・許してくれるだろう。

 

出産については、

私は再婚しても出産できない可能性がある

ので、特に見たくもないし、知りたくもないのである。

 

今後、友達の子供をかわいがれるようになるのか、分からない。

これが理由で、疎遠になるのかなぁなんて思ってしまう。

 

友達の結婚や出産を祝えないなんて、人として最低!

って言われるかもしれないけど、今の私には無理なんだ。

 

きっと自分が再婚して出産するまで、無理なんじゃないかと思う。

それくらい「普通の」「当たり前の」人生に憧れていた。

ウサ
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この気持ちは持っていてもいいと思う

ダメと言われても持ち続けてしまうものだけれど、

 

自分が離婚して、

今後再婚できるか、出産できるか、分からなくて、

 

そんな状態の時に

 

友達の結婚・出産を祝えない、喜べない

 

という気持ちを持っていてもいいと思う。

私はかなり自分を卑下して、1年弱を無駄にしてしまったけれど、

この気持ちを持つことは仕方ないや、と思っている。

 

この気持ちをバネにして、

今の人生、これからの人生、充実させていけばいい

と思っている。

 

離婚したことは後悔していないし、今の生活に不満はないけれど、

「普通の」「当たり前の」人生に憧れていた私が確実に存在している。

 

この気持ちを記事に書こうかすごく悩んだが、

なんとなく「いつかこの気持ちはなくなる」と思ったことと、

きっと同じ気持ちで悩んでいる人がいると思ったので書いてみた。

 

この記事を読んでいる私の友達へ。

ご、ごめん。

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