
こんにちは、現役教員のウサ(@usab1og)です!
コロナで学校は休校。学校はオンライン授業をやるべく奮闘しているところが多いです。この4月から私は欧州の在外教育施設で働く予定が、コロナの影響でまだ日本です。今オンライン授業の準備やテストを実施しています。
とはいえ、私はもともとオンライン家庭教師をやっていたので、特に何か新しいことをしているわけでもなく、Skypeのオンライン授業でやっていたことをZoomのオンライン授業でやっているだけですが。どんな形で授業をしているかをこちらに書いてみたいと思います。
Google Meet (Gsuite)でのオンライン授業の方法はこちら
オンライン授業をするために必要なもの
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
教員が用意すべきもの
パソコン
MacだとiPhoneやiPadとの互換性がいいので、Macがオススメですが、カメラとマイクが内蔵されているパソコンを使うと便利です。通信環境はもちろん高速通信で。私はMacBook Proを使っています。(ちなみにスマホはiPhone、iPad&Apple Pencilも持っています。)
HPのパソコンは価格重視の方にオススメ。
ペンタブレット
MacだとiPadとApple Pencilで、iPadをペンタブ化できますが、実際使ってみるとまぁやりにくい。絵を描くなら良いかもしれませんが、授業には不向きです。
ですので、シンプルなペンタブレットを使うのが1番効率が良いと思います。オススメはWacomのIntuos basic Sですが、なんでも良いと思います。
ヘッドセット・イヤフォン
これは必ずしも必須ではありませんが、あった方がマイクで音を拾う時に綺麗な音で拾ってくれます。私はMacなのでAirPods Proを使用していますが、ゲーミングヘッドセットの方が長時間つけるのは楽です。
書画カメラ
私はオンラインホワイトボードを利用していますが、手元にあるノートなどを画面に映したい方は書画カメラがあるといいです。(オンラインホワイトボードと全く同じ方法で授業ができます)
生徒が用意するもの
パソコン・タブレット・スマートフォンのどれか
画面が大きければ大きいほど良いので、理想はパソコンかタブレットです。通信環境はWiFiで高速通信可能であることが大事です。
ヘッドセット・イヤフォン
これは必ずしも必須ではありませんが、あった方がいいです。(理由は教員側と同じ)
Zoomの準備と使い方
Zoomはブラウザ上でも利用できますが、アプリをインストールした方が楽です。教員も生徒もZoomを利用する端末にアプリをインストールします。
教員がすること
パソコンでZoomを立ち上げる
- Zoomのアプリを立ち上げます。ミーティングに参加をクリック。

- サインイン(サインアップしてない場合はサインアップしてから)

- 新規ミーティングをクリックしてまずは教員がミーティングに参加

- コンピューターオーディオに参加するをクリック

- 参加者をクリックして出てきた画面の招待を押す。

- メールで招待をするを選択するとメールが開いてIDとパスワードが書かれた画面が開く。この画面の文をコピーして別の方法で送ることも可能。

- 生徒がサインインして来るのを待ち、待合室に生徒が入ってきたら、参加を許可する。
生徒がすること
Zoomアプリを立ち上げて、ミーティングに参加をクリック。IDと名前を打ち込み、参加をクリックするとパスワード入力画面に切り替わり、待合室に入ります。

待合室に入った後、教員からの許可でミーティングに参加できます。
Zoomホワイトボード を用いた授業方法
個人的にはオンラインのホワイトボード で授業を行った方が、見やすい・早い・書きやすいとメリットが多いと思います。
教員がすること
Zoom画面上の「画面を共有」をクリックし、「ホワイトボード 」を共有
ホワイトボード を選択した後、画面の共有を押します。

生徒の顔が見えるように画面を調整し、授業スタート
実際の生徒と授業している写真を載せます。(板書が雑ですみません)
Zoomホワイトボード の機能はかなりシンプルで、多種類の色で描くことができます。太さも変えられますし、直線を描くこともできます。
1番の難点は画像を貼り付けられないことです。私は数学を教えているので、図形の分野は図形を用意しておいて貼り付けたいのですが、それができないのが難点です。
ブラウザで使用できるオンラインホワイトボードを画面共有するという手段もありますが、このZoom標準のホワイトボード は操作性がいいので、画像を貼り付けられない以外は使いやすいです。

上の画像は生徒1人に対しての授業ですが、1画面だと4人までなら顔を見ながらホワイトボード を使えるという感じです。5人以上の授業だと2画面のデュアルディスプレイで生徒の顔を別画面に映した方がいいと思います。(iPadやiPhoneで画面を代用できるのでググってみてください)
この生徒はiPad+イヤホン+家の光回線WiFiで授業を受けていますが、今のところ通信による画質や音声になんの問題もありません。また、ホワイトボード のデータは保存できるので保存したデータを送っています。
生徒の感想
実際に私のオンライン授業を受けている生徒にアンケートをとってみました。(言葉遣いを直しただけで、原文そのまま載せます。)
オンライン授業で困っている先生はぜひ「お問い合わせ」からご相談ください。

iPhoneでもやってみたけれど、意外とiPhoneでも板書が読みやすくてできる。先生がリアルタイムで書いてくれるから、学校の授業とほとんど変わらない。むしろ質問しやすい。

先生やみんなの顔を見ながら授業ができるので、家にいても学校と同じように授業を受けられる。4G回線でも安定しているのですごくいい。板書のデータが送られてきてありがたい。

どこでもできるというのがとてもありがたい。動画を見て勉強するよりも、やっぱり先生に直接教えてもらった方がいい。コロナで休校中の今とても助かっている。
コメント
こんにちは。休校の対応にどこの学校も右往左往しているみたいですね。本題よりも欧州の在外教育施設に興味津々です。私学ニュースレターにも掲載されている例の制度でしょうか。申し込みから体験レポまでそちらの方の記事も楽しみに待っています。
いちごさん
ワードプレスに移行したのでもう見つけていただけないかなと思っておりました!コメントありがとうございます。
在外教育施設、面白そうですが、何せコロナの影響でまだ日本でオンライン対応しているため、まだ内情は分かりません。
受験レポはそのうち書こうと思っています!
私学ニュースレターを読んでいないので何か分かりませんが、完全に個人で応募しました。
教育系の記事が最近少なくて申し訳ないです!頑張って更新します。いつもありがとうございます!